現在、デフレが徐々に進行しています。同じように、1997年からも、わが国はデフレを経験しました。当時は、「価格破壊」と言う言葉が使われ、生産性が上がらないのに価格だけは下がる怖い思いをしました。現在のデフレは、価格が下がる一方で生産性は上がっています。そのため、今後簡単には価格は上昇しない可能性もあります。今日も読んで戴きましてありがとうございます。元気にお過ごしですか。起業コンサルタントの中山おさひろです。
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この生産性の高い会社の一社は、ユニクロ製品を販売しているファーストリテイリングです。会長の柳井正さんの本「成功は一日で捨て去れ」が、今とても注目され、大変売れています。この本で柳井さんが訴えているのは、現在の成功に満足している安定志向の人間が、会社を滅ぼすと云うものです。これまでビジネスではよく使われる成功の方程式や、成功の現状維持を否定し、新しい試みをし続けることを、経営者にも社員にも求めています。
今、わが国のビジネスの現状は、これまでになく厳しい環境にあります。特に、業界のプロとか専門家と言われる人たちは、従来の成功例が役に立たないために大変苦労しています。どこの業界でも同じですが、一度企画や仕組み作りが成功しますと、3年から5年は食べていけると云います。他のことには手を出さず、製造や販売と言った一分野に特化しているだけで、職人とかプロと言われ尊敬されてきました。
この仕組みが壊れています。既に、一つだけの専門性では食べていけません。他の分野にも顔を出す、マルチ人間が求められています。一つの企画は、一つの分野に留まらず、その製品のコンセプトから、素材、製造、販売、サービスまで通して貫かれます。ユニクロというのは、店頭に並べられた商品ではなく、デザイナーの段階からお客さんが購入して着るまで、全てがユニクロスタイルです。
この考えを起業に当てはめますと、大きな一つのヒット商品を獲得するよりも、小さな成功商品の積み重ねが起業には求められます。安定することを考えるより、絶えず新しい試みをしながら起業を軌道に乗せる努力をすることが大切なようです。起業のスタイルも、変わらざるを得ない時代にきています。
読書の季節
起業に向けの書籍を