今日、わたしの住む街の中小企業経営者との集まりがありました。今年は不況の影響があり、社員へのボーナス支給が、ホントにカタチだけという経営者も少なくありません。仕事自体が大幅に減っていて、来年以降も厳しい予想をする人がほとんどです。今日も読んで戴きましてありがとうございます。お元気に過ごしていますか。起業コンサルタントの中山おさひろです。
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そんな経営者のなかに、今めちゃくちゃ忙しくて、今日も集まりに参加するため、やっと時間の都合をつけて出てきたという人がいました。この人は、従業員が20人ほどの電気工事会社の社長です。今から7年ほど前には、国の公共事業の削減がはじまり、数日後には自社の倒産を覚悟したほどの人です。建設工事に付随して発生する電気工事は、どこの会社も当時は大変でした。この社長は、国の工事から民間工事に対象を替え、最近はいち早くLED(発光ダイオード)への切り替え工事も結局的に受注しています。
一方、他の業種が息も絶え絶えだった7年前には、バリバリ元気だった情報システム開発を経営している社長は、今回の不況ではそれこそ息の根を止められそうな状態です。わが国の企業は、どんなに不況の時でも情報システム関連の投資だけは、聖域扱いしてきました。また、金融関連のシステムであったり、携帯電話のシステムであったり、どこかの業界が絶えず巨額の投資を行っていて、その金が廻り廻って業界全体を潤してきました。ただ、現在の不況ではもうそのような業種がありません。しかも、クラウドコンピューティングの導入が早く、開発費用はこれまでの3割、4割減が当たり前になっています。
この現象とまったく同じ現象が、日韓の間でも起こっています。1997年に発生したアジア発の金融危機で、韓国は国家財政が破綻寸前の所までいきました。IMF(国際通貨基金)から多額の融資を受けて、韓国は何とか息をついたほどです。このとき融資する側だったわが国は、今破綻寸前の所まで来ています。一方韓国は、リーマンショックからいち早く立ち直って、サムスン電子やLG電子、現代自動車など、大手企業はどこも黒字体質に転換しています。
わたしの街の電気工事屋さんや韓国は、これまでの不況を糧に学習効果を上げています。一方、経済大国日本は、この20年近くの間、まったく経済成長をせずに時間の浪費を続けています。これまでの経験が、学習効果としてほとんど生かされていません。起業においては、準備期間のときから常に学習です。いつも記録するノートを持参し、絶えず学習する心構えが必要です。政治家や官僚と一緒になって、沈んでいくわけには行きません。
読書の季節 起業に向け
スキルを高めては