ユニクロの柳井正会長の発言が話題になっています。日本経済の現状を、「デフレと言うより消費不振。企業がコスト削減ばかりに力を入れた結果」と分析してます。今日も読んで戴きましてありがとうございます。元気でお過ごしですか。起業コンサルタントの中山おさひろです。
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確かに、本格的なデフレーションに陥りますと、ユニクロ製品も売れなくなると思います。デフレが進行する原因は、商品が売れないため価格を下げますが、このとき商品のコストの引き下げが遅れることによって、ますます価格を下げざるを得なくなります。現状のデフレは、まだそこまではいっていません。と言うより、ユニクロ製品のように売れている商品が少なくありません。
わが国では、ここ10年近くに渡って、消費者が買いたいものがないと公言する状態が続いてきました。経済を単純化しますと、モノを売ったり買ったりお金が社会をグルグル廻ると廻るほど、付加価値が生まれて好況になります。現在の日本は、国民の買いたいものがないうえに、勤労者の収入が下がっているため、遂には買いたいものも買えない状態になっています。
柳井さんは、企業がコスト削減ばかりに走って、売れるモノづくりに取り組んでこなかったツケが、今廻っていると言います。わたしも、日本人は売れるモノづくりや売れる仕組みづくりに、あまりにも無関心だったと思います。新規の話題性のある商品は、ほとんどがそこそこ売れています。ただ、今この国で流行っているのは、旧来の商品を新規の売り方で販売しようとする方法です。
しかも大手のメーカーが、モノづくりより販売法に重点を置いていますから、売れないはずです。新規の売り方は起業家に任せて、メーカーは新たな製品づくりに全力を挙げることです。起業を考える人にとって、この新たな商品探しや、新しい販売方法は大事な課題です。いかに価格を下げずに売るか、腕が試されます。
起業で悩んでいる方