福井県が行った、過去5年間に農業で起業した人の08年の収入調査で、約50%の人の収入が200万円以下ということで話題になっています。ここ数年、農業で起業する人が増えていて、行政も高齢化する農家の後釜にこのような人たちが就農することを期待しています。今日も読んで戴きましてありがとうございます。元気にお過ごしですか。コンサルタントの中山おさひろです。
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農業は、就農当初は技術が未熟で、しかも作付け面積も少ないですから、収入が少ないのは当然です。そのため、年々技術の向上や面積の拡大によってある程度は収入は増えます。それでも、300万円くらいがボーダーラインで、その後は規模を大きくすると人を雇うために、そんなに大きく収入が増えることはありません。しかも、天候によっては凶作の年もありますから、ITビジネスのように規模の経済で単純に大きな利益にはなりません。
ただ農業では、自家用野菜や果物を作ったり、会社勤めの時のように衣服や外食費などが掛からないことで、実際の生活費は都会暮らしとは比べものにならないくらい安くできます。また、仕事に関わる時間も、農繁期を除きますと、会社勤めの時のような忙しい時間を過ごすことはありません。わが国の農業は、半数以上が兼業農家でやっていける事情はここにあります。
そのため、農作物を生産すると同時に、直接販売する側に廻ったり、農業以外の収入源を得ることも可能です。農業の可能性に関して、第6次産業という言葉が使われます。畑から農作物を作るのが1次産業なら、その作物を使って加工食品を作るのが2次産業、しかも観光農業によって都会からお客さんを集めることで3次産業を営業することも可能です。これらの産業を合計すると6次産業になると言う意味のようです。
農業起業して直ぐに6次産業は無理ですが、多くの農家がこれまでほとんど新しいことにチャレンジしてこなかった世界です。現在は、多くのチャレンジが消費者に受け入れられています。ただ農業を始めたら直ぐに儲かると言ったものではありません。多くのアイデアを温めておいて実行に移していったら、農業の舞台の中央でビジネスをすることができます。農業起業は、現在のムードに流されずに、先の先まで考えてから始めることです。
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