最近、表題に起業のついた本を見かけました? 従来なら、月に1、2冊は出版されていた起業に関するノウハウ本ですが、昨年11月発売の「あたりまえだけどなかなかできない 起業のルール」や、9月の「3万円の資金からスタートした起業成功論」あたりを最後に、ほとんど目にしなくなりました。今日も読んで戴きましてありがとうございます。元気にお過ごしですか。コンサルタントの中山おさひろです。
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書籍の表題や雑誌のテーマは、時代の流行を如実に現しています。そういう意味では、現在起業は流行らないことになります。ただ、流行らないことと、起業で儲かる儲からないはまったく別物です。今の時代、人の関心は不安定な雇用のなかで、いかに安定した仕事を得るかには関心が高く、とても起業にまでは気が廻らないだけのことです。
大不況で資金の廻りが急に悪くなってしまいましたから、起業するための資金が不足するとか、起業しても儲からないと思い込んでいるだけです。不況の中でも、お客さんのニーズに応えることのできる起業は、順調に売上げを伸ばしています。特に、経費節減を実現することのできるビジネス、個人的な趣味や娯楽などどうしても節約したくない分野のビジネス、これまでになり新しいジャンルのビジネスなどは、起業して黒字になるまでの時間が短いビジネスです。
これまでですと、起業のノウハウ本には「起業成功の方程式」と言った、ほぼ固定化した方法論が通用してきました。商品の供給側の立場に立った販売法から、お客さんの買う側の立場に立った販売法への変換とか、卸問屋を抜きにして生産者から直接の仕入法など、利益を上げる簡単な仕組みを方程式と称してきました。
これら、これまでの仕組みが現在は通用しなくなっています。多分に情報化が進んだことで、誰もが同じ方程式を使っていますから、揃える商品も販売方法も、価格もアフターサービスも、同じ仕組みになってしまいました。起業する人が同じ方法を導入しているので、ほとんど代わり映えのしない店舗ばかりになっています。ここで起業を成功させるためには、借り物の方程式ではなく、自分で自分のための方程式を作ることが求められています。
起業を考えるなら一度は人の話も聞いてみては?