不況が定着した90年代以降、わが国の小売業は地方生まれの会社が大きな成功を収めてきました。ユニクロのファーストリテイリングは山口市、家具のニトリは札幌市、家電量販のヤマダ電機は高崎市といった具合です。そして、サービスやイベントの分野でも、地方のアイデアが全国に広がっています。今日も読んで戴きましてありがとうございます。元気にお過ごしですか。コンサルタントの中山おさひろです。
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サービスやイベントにおいても、地方発が人気を博しています。新潟市から始まったフリーペーパー「美少女図鑑」は、全国の東京を除く46道府県からの発行を目指しています。青森県八戸市で企画が生まれたB1グランプリは、全国のご当地グルメメニューを年に一度集合させて、お客さんの支持の多さでグランプリを決める方法で、全国的な注目を集めています。
首都圏や関西、中部といった、黙っていてもお客さんの集まる大都市圏と違い、地方都市のサービスやイベントは、元々参加人数が少ない上に可処分所得の少ないお客さんが相手です。相当関心を集める企画でなければ、多くのお客さんを集めることはできません。そんななか、今注目を集めているのが栃木県宇都宮市のカルチャースクールです。
04年3月に起業したT さんは、当初人材教育でのセミナービジネスを目指していたようです。時代も徐々に景気が上向いていた時期するから、地元の企業の人材不足を見込んでのことと思われます。ただ、この種のセミナービジネスで収益を上げるまでには、実績を積み上げる必要がありますから時間が掛かります。
そこで05年から、女性のビジネスパートナーを前面に出した、ウォーキング教室、話し方教室などカルチャースクールへと大きく舵を切りました。大都市圏でもこのようなカルチャー教室はありますが、ほとんどは中高年を相手にした教室ばかりです。大都市圏でも、現役のビジネスパーソンを相手にした教室は厳しいと言われています。
そんななか、T さんの教室は絶好調です。個人向けばかりではなく、学校や職場、経済団体などで、コミュニケーション能力を高めたり、やる気を高めるウォーキングは引っ張りだこです。最近、地方では共通の悩みとなっております「婚活」に焦点を絞ったセミナーにも、多くの参加者を集めています。地方で人気のビジネスの枠組みを研究して、自分の街に移植する方法も、これからの起業では考える必要がありそうです。
起業に向けての相談をお待ちしてます