資格万能のわが国には、一度も不動産取引経験のない不動産取引主任がいたり、調理の苦手な栄養士など一杯います。問題は、まったく実務経験がない人も10年以上の経験を積む人も、一般的には同列に扱われることです。今日も読んで戴きましてありがとうございます。元気にお過ごしですか。コンサルタントの中山おさひろです。
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これまで、このような弊害に対しての資格者の不満は強かったのですが、資格制度を単なる天下り先としか考えない官僚の下では、真剣が取り組みはなされてきませんでした。厚生労働省は10年度から、各資格の能力評価基準の作成に着手し、11年度にも介護と観光の分野で検定制度の試験実施に踏み切ります。
まだ具体的な内容は決まっていませんが、大体予想されるのは現在国家認定として実施されている、3級初級程度の能力取得者、2級中堅技能の取得者、1級高度な技能取得者と言ったクラス分けです。このようなクラス分けが行われますと、企業へ就職するときに採用する会社側にとって使い勝手がよくなります。これまでは、取得資格を当てにして採用したものの、ほとんど使いものにならない例がよくありました。
これから起業を目指す人にとっても、資格に加えて能力検定があることで、お客さんの信頼は得やすくなります。そのため、これまで以上にスキルアップする努力が求められますが、高い実務能力を取得しますとそれだけで金看板を得ることになります。起業のための土俵も徐々に整っていますから、このような制度は最大限利用することが大切です。
ビジネススキルを鍛えるための一冊