開業資金の調達は、起業を目指す人なら誰もが苦労します。事業経験がない人の場合、どうしても資金は全て自己資金で賄おうとしますが無理です。無借金の開業は起業から撤退するときは楽ですが、最初から退路を作りながら起業ですから、精神的な緊張感が緩んでしまうことも多くなります。逆に、起業時にあまりに多額の借金をしますと、今度はお金の圧力で押しつぶされそうになるのも起業です。
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コンサルタントの中山おさひろです。
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画一的な最良の方法はありませんが、あなたの性格と相談しながら、ずぼらな人は少し借金をして緊張感を高めることを考えるとよいですし、気の小さな人は借金を極力避けて起業することです。ビジネスにとって、借金は最高の薬になりますし、最悪の毒にもなります。現在の経営書ではほとんど、初期投資を一定額借金して起業することを前提に書かれています。
開業資金と言いますと、多くの人は日本政策金融公庫 国民生活事業の「新規開業資金(新企業育成貸付)」などを利用して融資を受けるのが一般的です。公的資金にはこのほか、地方自治体による融資制度も用意されています。こちらの資金は、利用している人が少ないのですが、金利も金融公庫よりも低いところが多いので意外とねらい目です。
千葉市は、政令指定都市としては初めて、市内の商店街の空き店舗に出店する起業家向けに、最高1千万円までの融資制度をスタートさせます。現在市内には、94カ所の商店街があり、そこでの空き店舗は全体の11%に当たる563店舗もあります。ここに、新たな出店を目指す起業家を探して、初期投資の支援を行うことが目的です。
首都圏の東部に位置する千葉市は、小売店の競争が激しい首都圏にあって、例外的に古い体質のビジネスが幅を利かせてきました。そのため、市内の人口は増え続けているのに、モノを買うのは東京といったいびつな経済状態が続いています。現職市長が収賄事件で逮捕される事態を受け、32歳で市長となった熊谷俊人さんは新しい千葉市作りに取り組んでいます。商店街への出店融資などもその一環です。
千葉市の起業支援策は、他の都市の市長も注視しているはずです。特に、既存の商店とのしがらみのない若い新しい首長は、起業に力を入れることにより新たな活性化策とすることを考えています。まさか、千葉市の融資策につられて、千葉以外の人が千葉市で起業を考える人はいないと思いますが、自分の住んでいる自治体の起業融資策は注目に値します。また、商店街での出店の可能性について考えることも、価値があります。
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