今春卒業予定の大学生の就職内定率は2月1日時点で80.0%、高校生は81.1%と、5人に1人は就職先が決まらないまま、学校を卒業することになります。世界的に見ると、決して就職率が低いわけではありません。それでも、若者に就職がない状態は、社会の不安定要素になります。アフガニスタンや中東、アフリカなど、政治的に不安定な国はそのほとんどが、若者に就職口のない国です。
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コンサルタントの中山おさひろです。
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最近、この就職の決まらない若者に対して、「不況で就職できないなら、起業すればいい」と言った乱暴な発言をする人が増えています。ホリエモンこと堀江貴文さんなどはその代表ですが、ビジネス経営のない人が起業して成功するわけがありません。若いうちは起業での失敗は勲章などとも言います。ただ、ほとんどビジネスのための技術もなく起業して、多額の借金をするのではリスクが大きすぎます。
まして、自分が借金で首の廻らない堀江さんが、若者からコンサルタント料を徴収して、それが借金の原因となるなら、これは詐欺的な行為です。堀江さんがその昔、起業に成功した原因ははっきりしています。彼が起業した90年代半ばは、インターネット関連のビジネスは競争相手がいませんでしたから、企業向けホームページ作りのようなビジネスが立派な収益を生むことができました。
現在のおいても、ビジネスの技術のない若者が利益を上げれる分野は2つあります。1つは、まだビジネスとして認められていない時代に新しい事業です。このような領域でなら、学校を卒業したばかりの若者でも十分起業で成功する可能性はあります。もう1つは、お客さんなり対象が、自分と同じ若者のビジネスです。典型的なのは学生を相手にした分野です。この2つの分野なら、学校を卒業する前の在学中でも十分勝負になります。
若者でわたしが興味をもつのは、就職できない若者に協力してもらって、新たなビジネスを出来ないかということです。起業にとっては基本的なことですが、社会から余ったモノや人を活用することは大事な手法です。現在労働力は余っていますから、アジアに出かけなくても、日本でレベルの高い労働力を活用した起業は、十分採算が取れると思います。
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