現在、カナダ・バンクーバーでは障害者によるスポーツの祭典、パラリンピックが開催されています。パラリンピックがスタートした1960年当初は、細々とした競技会でした。その後、組織が拡大した2000年以降は参加者も増え、一大イベントになっています。参加選手の中にはプロプレーヤーもいますから、競技選手の底辺も大きく広がっています。
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コンサルタントの中山おさひろです。
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まず驚かされるのは、選手の能力の高さです。長野県の「ブランシュたかやま」と言うスキー場で、大会に向けての練習を見ましたが、普通レベルの健常者ではほぼ敵わないスピードと技術の滑りをしています。競技人口の多い夏の大会の水泳などでは、腕のない人がマスターズのトップクラスとほとんど変わらないタイムで泳ぐほどです。
これはわたしの勝手な判断ですが、障害にとって1つの機能が失われると、他の機能を鋭くすることで相当カバーすることができるようです。目の悪い人が、耳の機能を高めることで見えないものを感じる力をつけるようなことです。何故このような話をするかと言いますと、起業を目指す人のなかには、自分の能力に関してハンディキャップを嘆く人が少なくないからです。
よく耳にしますのが、「有名起業家のように一流大学を出ていない」ことで、起業するのは難しいと考える人がいつまでもいます。起業と受験勉強とはまったく関係ありません。受験勉強は前もって答えのある問題を解きますが、起業では答えのない問題が相手です。わが国で一流大学の卒業生に有名な起業家が多いのは、そのほとんどが英語力を駆使して、米国で成功したビジネスを日本に移し替えて成功したからです。
ただ、ハンディがあることは決してマイナスばかりではありません。わたしのように長いこと生きていますと判ってきますが、若いころのハンディは歳と共に有力な武器となります。わたし自身がそうですが、人より頭の出来が悪いことで、勉強法に関して多くの知識を得ることができました。人より家庭が貧しいとか、体力がないと言ったハンディを糧に、大きな会社を作った経営者など幾らでもいます。
いかにハンディを良いほうに生かすか、その方法を考えることが重要です。起業のようにあまり人が挑戦しないことでは、このハンディを生かすことで、大きな力を得ることができます。そのため、目の前のハンディにはまず目一杯悩むことです。その上で、ハンディを乗り越えることを時間をかけて考えることです。
「
転ばぬ先の起業講座」