起業に関心のある人なら、ほとんどの人は知っていると思いますが、経営の神様と言われるピーター・ドラッカーが人気になっています。発端は岩崎夏海さんと言う、今年41歳の元放送作家で、現在は制作事務所のプロデューサーをしている男性が書いた、『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』と言う長い表題の青春小説を発表したところから始まります。
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コンサルタントの中山おさひろです。
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ただ、最近のビジネス本によく取り入れられる手法のように、ストーリー重視の小説のスタイルを取ったビジネス書と言うことができます。内容は、ドラッカーのマネジメントの手法紹介が中心です。自分自身を変えることであり、他の人を変えることであり、そのうえ組織を変え、動かせて都立高校野球部が甲子園を目指すプロセスが描かれます。
09年12月4日に発売されてから3カ月半で20万部以上を売上げ、今後もTVドラマ化や映画化の話もあるようですから、発行部数は今後も伸ばしそうです。もう一つ興味深いのは、アマゾンの書籍全体の売上げで「もし高校野球の女子マネージャーが・・」は、第3位にランクされていますが、第4位には「マネジメント - 基本と原則」が売れています。しかも、「プロフェッショナルの条件―いかに成果をあげ、成長するか」も22位です。
「もし高校野球の女子マネージャーが・・」の売れ行きをきっかけにして、ドラッカー本が改めて陽の目を見ることになりました。この結果、ドラッカーを通じてマネジメントに興味を持つ人が増えることは間違いありません。マネジメントを自分が勤める会社で生かすことが出来ないか、考える人が増えそうです。また、マネジメントを知るなかで、起業に関心を持つ人も出てきそうです。
わたしにも心当たりがありまして、わたしのサイトに通じるキーワードに「起業方法」がありますが、この1月ほどで急速に検索数が増えています。現在は就職が厳しい時代ですから、マネジメントを通じて起業を考える人が増えてもおかしくない状況です。これまで起業準備してきた人も、その速度を速めないと、多くの起業予備軍が現れ、大競争時代に突入しかねません。
読書の季節 起業に向けの書籍を