東京・港区の旧赤坂プリンスホテルが、27年の営業期間を終え来年3月末で閉じます。開業した年が1983年、85年から91年まで続いたバブル経済の直前に営業をはじめたこともあって、バブル絶頂期には最も新しく、バブリーなホテルとして持て囃されました。都心では、マハラジャやジュリアナ東京と云ったディスコ会場と並び、バブル経済を謳歌した象徴的な建物の一つです。
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コンサルタントの中山おさひろです。
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バブル経済は、その後の日本経済や日本人の生活習慣に大きな爪あとを残しています。6年間で、その後の20年近い経済の成長を先取りしてしまったのですから、当時のビジネスパーソンの中には不動産投資や株式投資で破綻した人、連日の飲めや歌えや大騒ぎで身体を壊した人、金銭感覚がおかしくなって身を持ち崩した人など大勢います。「ジャパン アズ ナンバーワン」で、米国を抜いて世界一の経済大国になると信じた人が大勢いた時代でした。
既に、バブル経済が崩壊して19年近く立ちます。問題なのは、今なおバブルの再現によって、日本経済は立ち直ると信じている人たちがいることです。現在の大臣の中にも、この不況時には景気刺激のためにドンドン公的資金と投入しなきゃ、なんてバブリーなことを云っている人がいますが、バブル症候群に犯されたまま20年を過ごしてきた人です。この人たちは、日本が抱える財政赤字も、バブルの再現で相当減額できると信じていますから怖いです。
わたしの経済の鉄則に、「好景気も不況も、後から同じカタチで再現されることは絶対にない」があります。今後、わが国でバブルが再び起こったとしても、1980年代後半のバブルとはまったく違ってものになります。一度起業で失敗した人が再度起業して、以前と同じ起業を再現しようと試みても、まったく違った起業になるのと同じです。
バブル以後、以前と同じ人気ビジネスを再現しようと挑戦して、同じプロセスの起業で何人もの人が失敗しています。新たなビジネスを作る気持ちで始めないと、過去を追いかけてはいけないのが経済の鉄則です。ただ意外と、一度成功した事例と同じことを再び試みる人は多いものです。わが国の巨額の財政赤字は、この成功事例を試みた結果です。起業家は、この失敗を教訓にするべきです。
26日の起業相談へのお願いに、多くの方に応えていただきまして感謝します。ブログでのお願いで、こんなに多くの方から相談があるとは思いませんでした。
低料金の起業相談ですので、これからもよろしくお願いします。