わが国の年に一度の風物詩、国会の首相選出が今年は少し早めに行われました。新たに首相に選ばれた菅直人さんは、橋本龍太郎以降8代続いた家業が政治家の首相と違い、サラリーマン家庭の出身です。また、衆議院議員になるまでに、衆院2度、参院1度の落選経験があります。議員になる前には、特許に係わる弁理士資格を取得して、菅・高橋特許法律事務所所長として勤務した経験もあります。
今日も読んで戴きましてありがとうございます。元気にお過ごしですか。
コンサルタントの中山おさひろです。
現在、人気ブログランキング 起業部門 9位から7位へ上昇してます。
今日もクリックよろしくお願いします
人気blogランキングへ
わたしは、以前菅さんの住まいの近くで生活していたこともあり、とても身近な政治家です。また年齢も近く、その昔は全共闘世代と言われる年代ですので、菅さんの政治家の信条には共感するところが少なくありません。多分に、これまでの銀の匙を咥えて生まれてきた歴代首相とは違い、毛色の違う政治手法で国民に安心を与えることができる政治家と思っています。
菅さんは、鳩山内閣では5カ月間だけ財務大臣を経験しました。それまで財政に関しては素人に近い政治家でしたが、この5カ月で日本の財政赤字の実態を肌で感じたと思います。政治家は、選挙目当てに国の予算を取ることばかり考えます。ところが、現在わが国で赤字国債が償還されていることは、ある種の奇跡に近いことです。金利が上昇しないことも偶然です。いつ財政破綻しても不思議ではない状態です。
本来なら、アイスランドやギリシャより先に、日本の財政の方が先に破綻していてもおかしくない状態です。多分、菅さんは安易な景気対策で資金のバラマキはできないと思います。不評を買うでしょうが、バブル崩壊以降、わが国首相としては初めて、財政健全化に向けて大ナタを振るう可能性が高い首相です。課題は、いかに人材を適材適所で使うことができるかです。
最初の官房長官人事で失敗した鳩山前首相の教訓を生かして、仙谷由人さんを官房長官に起用した人事はベストです。わたしが今首相に求めたいのは、選挙目当ての下手な景気対策よりも、これ以上財政赤字の泥沼に嵌まり込まないために、毅然のとした財政運営と国民への正直なアナウンスだと思います。既存のヤル気のない経営者を救うより、起業家のヤル気に支援することが今は大事です。
起業を目指す人の身近な起業相談は
ここです