今年の入って、世の中の需要が拡大していることもあって、業績の上向く会社が増えています。振り返ってみますと、一昨年需要が急速に縮んだ時期でも、業績を落とさなかった会社は真に強い会社です。最近わたしは、この強い会社の基盤と仕組みとを調べています。起業する人にとっては、この基盤と仕組みを知っていることで、無駄な失敗をなくせると考えるからです。
今日も読んで戴きましてありがとうございます。元気にお過ごしですか。
コンサルタントの中山おさひろです。
現在、人気ブログランキング 起業部門 7位から9位へ下降してます。
今日もクリックよろしくお願いします
人気blogランキングへ
そんな強い会社の一つに、東京西部で飲食店向けに食材や備品の販売をしている F社 と言う会社があります。この F社は、起業家が設立した会社ではありません。2000年に設立しましたが、当初は飲食店大手の食材と資材の仕入れ、物流を目的に作られた子会社です。もっぱら、親会社が全国にもつチェーン店だけを相手に商品の供給をしていました。
そのうち、チェーン店以外の飲食店への商品供給を手がけ、そんな取引のなか相手店主から、メニュー開発の相談を受けるようになります。食材の卸問屋は、店主からの諸々の相談を受ける立場にあります。他店との取引を数多くしているのが問屋で、色々な情報を持っているからです。そんな中でのメニュー相談でしたが、F社は社内スタッフを動員して真剣に対応します。
しかも、このメニュー作りを無料ですることにいたのです。現在、メニュー開発を行なっている飲食店向けコンサルタント会社は多くあります。ほぼ専業ですから、有料で行います。しかしF社は業務用の食材、備品販売会社ですから、無料で対応しています。やはり、これは強いビジネスです。しかも、社員数48人程度なのに09年度の売上高は約61億円と、大変な高収益企業です。
これから読み取れる強い会社のポイントは、1.確実なお客さんニーズのあるビジネス。コンサルタントだけでしたら難しいものも、食材問屋なら飲食店との取引は間違いありません。 2.全てを収益に結び付けないで、業務全体の2、3割は利益にならない仕事。 3.何かしら常に新しいモノを創り続けているビジネス。目先の起業で、いきなり収益に結び付けないビジネスは難しいかも知れません。でも、将来的には強い会社を作る仕組み作りを考えるべきです。
起業を目指す人の身近な起業相談は
ここです