サッカーW杯が始まりました。わが国では、J リーグ発足以降、順調に拡大を続けてきたプロサッカーですが、ここ数年はプロ野球に大きく水を開けられています。わたしには、ジャパンの監督だったオシムさんが云っていた、日本チームは「負けた悔しさを正直に受け止めない」、「責任を他人に転嫁する」、「プレーのリスクを取らず安全策ばかり続ける」、「自分で考え、判断して試合を組み立てない」と言った台詞の一つ一つが納得できます。
今日も読んで戴きましてありがとうございます。元気にお過ごしですか。
コンサルタントの中山おさひろです。
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この台詞は、日本の起業家にも当て嵌まります。わたし自身の自戒を込めての話ですが、やはり謙虚にひた向きに起業を考える必要があります。米国でも、アジアでも、起業家が次々に新たなビジネスを立ち上げ、社会に貢献しています。この日本においても、中国人やカンボジア人、インド人など、一からの出発で起業しています。
ドイツでは、建築や酒造、電気工事などで起業するには、マイスター制度に合格する必要があるとされてきました。出身地を離れて、旅を続けながら仕事と人間関係を覚える制度で、以前はこの制度を通過しなければ起業はできませんでした。ドイツも日本同様に学歴社会になって、現在は修行より手軽な学校教育を受けることでマイスター制度の代替とされています。
そんななかでも、昔ながらのマイスター制度を選ぶ人がいます。現在、ドイツから2人の若者とイタリアからの1人が、日本国内をヒッチハイクと徒歩で移動しながら、修行先を見つけ、仕事を手伝う代わりに食事と寝る場所の提供を受ける生活をしています。全員20代前半の男性ですが、ヨーロッパの各国を廻り、そこから西アジア、ニュージーランド経由で日本に来て、今後はロシア、カナダを廻って帰国の予定です。
現在、わが国で業績のよい会社は、マスコミの解説では大企業がよくて、中小が依然赤字企業が半数以上としています。ただよく分析しますと、国内外の景気のよい国や業種に積極的に舵を切っている会社の業績はよく、舵を切れずに昔ながらの事業を続けている会社の経営は厳しいのが現実です。オシムさんの言葉は、サッカー向けと言うより、日本人の起業家が聞いても納得できます。