アップルが売り出したiPad が人気になっています。人気の背景には、今後デジタル化すると予想される書籍や新聞の表示機器として、広い利用価値があるからです。現在、店頭にはソニー・リーダー、アマゾン・キンドル、そしてアップル・iPod の3種が売り出されています。次第に、電子書籍の周辺環境は整いつつあります。
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ここでは、デジタル表示機器の普及によって、書籍などは出版社を通さず、作家と読者との直接のやり取りがはじまると書いてきました。具体的には、ネームバリューの高い作家の場合、作家自身のホームページを通して直接書籍の販売が可能になります。出版社も、印刷所も、取次ぎ書店も、本屋さんも全て除いて、作家が起業家とチームを組んで、少人数のスタッフで電子出版が可能になるのです。
そんなことを書いた矢先に、6月17日配信で電子書籍「AiR(エア)」が売り出されました。SFホーラー小説「パラサイト・イブ」の作者 瀬名秀明さんら8人の作家が、新作の小説、評論、エッセーを書き下ろして雑誌として売り出されるもので、料金は350円で有料配信します。この書籍は、出版社がまったく係わっていなくて、自前のスタッフだけで作成しています。
作家は、瀬名さんのほかに、ライトノベル作家で「よくわかる現代魔法」シリーズの桜坂洋さん、慶応大学大学院教授でロボット研究の前野隆司さんなどで、サイエンス関連の作品を中心に載せています。またスタッフは、編集と制作、宣伝の3人だけです。第一回は、トライアルの様相が強いのですが、7月の2回目以降は価格も600円に改めて、掲載作品も増やすようです。
この電子書籍「AiR」は、作家が中心になって配信までこぎつけています。起業家の発想としては、雑誌形式で組み合わせの面白い作家を集めて電子書籍を作ると、話題は大きく広がるはずです。また、人気作家の単行本方式も電子書籍にマッチした軽い話で人気になりそうです。一般の人の投稿本も楽しそうです。要は、アイデアと行動力によって、出版市場への参入がこれまでになく簡単になります。この感じでは、電子書籍の普及は想像をはるかに上回る速度で進みそうです。
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