2010年も間もなく前半の上期が終わります。今年上期に話題になったヒット商品というと、何を思い浮かべますか。日経MJ紙は、2010年上期ヒット商品番付を発表しました。まず驚かされるには、東の横綱が空白になっていることです。世の中はリーマンショック以降、不況不況といわれてきましたが、既に1年以上経過した10年は、それなりに落ち着きを取り戻した時期です。
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それでも東の横綱は空白で、西の横綱には映画アバターで話題になっている「3D」が取り上げられています。大関は、「スマートフォン」と「竜馬」です。関脇は、「iPod」と「LED電球」。小結が、「東京スカイツリー」と「ラー油」ですから、実際のビジネスに貢献しているのは、2年前から売れはじめている「LED電球」と「ラー油」くらいです。後は、米・アップルとテレビメーカー、それに高知県のメーカーですか。
前頭も、携帯のGTS機能を使っての位置ゲームの「コロプラ」、小説の「もしもドラッカーが・・」など、ほとんど小粒でこれまでにも登場した商品が並びます。気になるのが、ヤクルトの「ミルミル」やバンダイの「ハイパーヨーヨー」のように、過去の商品を再登場させている点です。メーカーが、商品の開発費用や広告費をカットさせる手法として、不況期になりますと商品の復刻版を売り出します。この手法は安上がりで、楽に一定レベルの売上げを記録しますが、その後の商品作りで倍の苦労することも確かです。
起業の関連では、登山を楽しむ20・30代の女性向けの「山スカート」が登場してます。また、毛糸でアクセサリーなどを作る「クラフト」、天候不順で野菜価格の高騰から「カット野菜」、分刻みで割安感を演出した「10分フィットネス」あたりが、無理に引っ張り上げた起業にも利用できそうなヒット商品です。ただ、基本的には、圧倒的に起業にも影響がありそうなヒット商品はありません。
景気が上昇しているなかで、ヒット商品が生まれないのは、既存のメーカーの販売力が落ちているせいです。日本で売るよりも、中国やアジア各国で売るほうが楽に売れると考えているようです。ただ、1億2千万人の人口と、1450兆円以上の金融資産は、東アジアの国々が束になっても敵わない市場規模です。小企業や起業家は、売る意欲と、知恵と、魅力ある商品で、この日本での販売を深堀する手もありそうです。
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OSA研究所
中山おさひろ