この1、2年、ネットショップで大当たりした起業家が、マスコミで取り上げられることがほとんどなくなりました。大手ショッピングモールを運営している経営者は、よくマスコミに顔を出すだけに新しい起業家がいないのは残念です。最近では、1億円以上の売上げを上げているショップは、大半が開業して5年以上経過している会社ばかりです。
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起業アドバイザーの中山おさひろです。
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このところ新規開業したショップは、経営を軌道に乗せることがこれまでになく難しくなっています。起業を目指す人にとって気になる話でしょうが、一つには物価が下がっているこの時代に、ショップの広告費は年々上がり続けます。独自でショップを立ち上げた場合、ヤフーのオーバーチュアー や グーグルのGoogle AdWords の課金型広告を出しますが、ここでの広告負担がとても重荷になっています。
また、楽天市場やヤフーショッピングなどのモールに出店する手もありますが、こちらも広告費や売上げに対する課金が掛かります。二つ目には、ショップの価格競争がこれまでになく激しくなっています。特にモールに出店した場合は、1円刻みの価格競争が日常化していて、この世界で相当もまれたバイヤーでなければ、とても太刀打ちできません。
三つ目には、高い売上げを上げているショップは、ホームページ制作のレベルが相当高い会社ばかりで、初心者が見よう見真似で作ったページでは勝負になりません。大きく分類しますと、大きく広告を打つだけの資金力と、価格競争に負けない商品知識と、ホームページの制作、運営能力とが必要になります。こうなりますと、これまでにショップ経験のない人には難しくなっています。
ただ、どこの世界にも例外はあります。ショップで販売する商品が他では売っていないとか、ネットショップのプロを雇うとか、例外的に他には負けないショップができる下地のある起業家もいます。わが国のネットショップが飽和状態にあるかと言いますと、米国、中国、韓国と4カ国で比べた場合、日本のネット市場の販売額は最も低い状態です。
しかも、個人向け小売り取引全体の中では、2.1%しか取り扱っていません。ネット市場が広がる余地はまだまだあります。総合的なショッピングモールの建設は難しいと思いますが、専門分野に特化したショッピングモールならば、ショップを集めることも、お客さんを集めるのも無理とは思えません。特に、会社の公用語を英語に切り替えて、もたもたしそうな会社もありますから、モール建設のチャンスです。
【余談】
最近ショップを立ち上げた人を見ていますと、モールに出店して開業するより、こじんまり自分の力量のなかで開業している人の方が成績は良いようです。特に、会社勤めをしながら奥さん名義で開業している人などに、売上げはそんなに大きくありませんが、そこそこ利益を上げている人がいて感心してます。現在、わが国はデフレですから、デフレ対策を施した開業が大事です。
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