日本では、不況の上に物価が下がるデフレが続いて、少しでも安くモノを買おうとする0円ビジネスが人気です。無料の試供品を配ったり、路上のティッシュ配りなどは最も身近な0円ビジネスです。米国では、100年以上昔にカミソリのジレットが、まったく売れなかったT字型安全カミソリを、他の商品を買った人におまけとしてばら撒いて、新たなビジネスモデルとして確立しました。カミソリは0円にして替え刃の販売で儲ける手法です。
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この0円ビジネスを逆手にとって今話題を集めているのが、「居酒屋革命」です。ここでは、食べ物を2品注文しますと、麦、米、芋の焼酎がタダです。東京の板橋区大山に最初の店舗を開業し、6月に入ってからは武蔵野市、巣鴨、葛西、銀座と相次いで開店しています。まず、この店の仕組みですが、食べ物は120円の塩おむすびから、たこさわ380円、かにみそ380円、モツ煮込み380円と、マグロ刺420円など、特別高くはありません。
焼酎は水、氷、お湯で割る分にはタダで、レモン・グレープフルーツや梅干し、炭酸などで割ると100円取られます。通常は、食べ物を6、7品は注文するため、客単価は2000円以上にはなるようです。大山総本店の場合は、80席ある椅子が開業時間中が、ほぼ満席状態で月商800万円がまんざら大げさではないように聞こえます。
焼酎はタダと言うふれこみが、お客さんに安心感を与えるせいか、そんなにガツガツ飲む人はいないようです。また心理的に、食べ物を注文しなけりゃ悪いのではないかと言うプレッシャーが働いたり、若い人はあまり酒を飲まないこともあって、今のところこの0円ビジネスは成功しています。ただ、お客さんが相当数集まらないと成立しないビジネスですので、日々綱渡りであることは確かです。
居酒屋での0円ビジネスの歴史は、昨日今日ではなさそうです。米国では、西部開拓の時代にはフリーランチとして既に流行っていたようです。こちらは、タダなのが酒ではなくランチでした。酒場で酒を注文すると、食事をタダにするサービスです。実際は酒を飲むと食事を取らないとか、あまりに飲みすぎてチャージでぼられるとか、タダほど高いものはない代表的なケースとして、フリーランチの名称は使われていました。
0円ビジネスは、初めて起業する人よりは、これまでに長いビジネス経験のある人が考えだすビジネスモデルです。ただこのような手法は、まだ普及していない土地においてスタイルを変えての開業が可能です。損益分岐点の高いビジネスですから、あまり誰にでも勧めることはできません。
【余談】
NHKで人気でしたプロフェッショナルが、今秋から司会だった茂木健一郎さんを外して、再開されることになりました。茂木さんは、個人的に税金の納税を怠っていたことが問題になり、番組は中断した経緯があります。脳科学者として、わが国では最も問題解決能力のありそうな人が、税金の申告をしていなかったことを聞くと、ほっとした気持ちになります。悪口ではなく、誰でも失敗をするし、少しくらい能力が劣っていても出番がありそうに思うからです。
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