既に3年近くなりますが、廃業した店舗をそのままのカタチで借りて、新たに開業する居抜が人気です。最近は、店舗の改装を専門にしている建築会社の方が廃業するほど、居抜での開業が一般的になっています。
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起業アドバイザーの中山おさひろです。
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開業する側にしますと、初期投資が少なくて済むことが一番です。これまで店舗の改装と言いますと、数百万円以上かかっていたのが、居抜ではほぼ百万円以下に押さえられます。
しかも、店舗のレイアウトや壁模様など、ほとんど以前使っていた店舗のままで利用します。あれこれ、考えないで済むのがありがたいという起業家も少なくありません。
ただ、居抜での開業の落とし穴はここにあります。以前が居酒屋で、新しい店舗も居酒屋の場合、初めて起業するオーナーは緊張しているかも知れませんが、お客さんにとっては以前の足の遠のいた居酒屋のままです。
居酒屋ばかりではありません。最近は、美容室でも、雑貨屋でも、リサイクル店でも、居抜での開業が花盛りです。間に入る不動産屋は、以前は流行っていたと言いますが、それなら廃業するとも思えません。
確かに、チェーン店を展開している飲食店の中には、居抜で大成功を収めている会社があります。ただ、このようなところには専門家がいて、居抜といっても以前と同じ業態での出店はしません。
ファミレスをトンカツ店に代えたり、居酒屋をラーメン店、ビジネスホテルを介護施設にするなど、お客さんの目先を代えて、従来店のイメージを残さないような工夫をしています。
居抜が不振な原因の一つには、従来店をそのまま利用することにより、オーナーがあれこれ考え抜いて、新たな仕組みを作る苦労をほとんどしない点にあります。
初めての起業では、あれこれ悩むことに価値があります。開業して上手くいかないことから、他のオーナーには考え付かない新たな発想が生まれます。この苦労を抜きにしての居抜では、前のお店と同様に廃業となるのは目に見えています。
【余談】
また65回目の敗戦記念日がやってきました。敗戦のこの日、日本の主要都市のほとんどは焼け野原でした。その昔、親や親戚の人に聞いた話では、日本国中食べるものは何もないと思ったそうです。それでも、2、3日もすると、道端で食べ物が売られていたと言います。現在、食べるものには不自由はしませんが、気持ちや身体の不安感は、何かしら安心できるモノを求めています。再び、道端で売る時代がきているのかも知れません。
たべもの移動販売マニュアルは
こちらです