この夏は、日米での起業の差について考えさせられました。米国での09年の起業件数670万件に対し、日本は起業件数のデータさえしっかり調査していません。
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起業アドバイザーの中山おさひろです。
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中小企業白書では、06~08年に年間約20万件とされています。英国でさえ47万件とされます。決してわが国には起業風土がないのではなく、社会的なリスクが大きすぎるだと思います。
06年にライブドア事件で堀江貴文さんが逮捕されましたが、若い人の起業に大変大きな影を落としました。本来の起業の可能性が、彼によって大きく歪められたことは確かです。
またわが国起業は、米国の影響を大きく受けてきました。特にIT関連の起業においては、米国の仕組みをそのまま日本に持ち込む、タイムマシン起業が大流行でした。
この方法は起業成功の近道と多くの人が気付いた結果、似たような起業ばかりが増えました。最近は、詐欺まがいと言われることが多くなった、ドロップシッピングがわが国に紹介されたあたりから、一つのビジネスに多くの会社が参入するようになりました。
今年に入って紹介された、ツイッターによる利用者を集めて割引クーポンを活用するフラッシュマーケティングなど、既に10社近い会社が同じサービスを開始するありさまです。
もう、米国発のビジネスに依存した起業は無理です。しかも、本家の米国もリーマン・ショック以降、個人の収入以上の消費を美徳としてきた風潮を止める人が増えて、個人消費にブレーキが掛かっています。
今後の起業を考えますと、米国発や他人のビジネスモデルの模倣ではなく、自分の頭で考えた地に足の着いた起業が求められています。しかも金儲け第一のビジネスから、自前の必要性に迫られた起業の時代になっています。
【余談】
昔なら、夏休み明けの仕事始めで、快晴高温、甲子園の高校野球と来ますと、大規模停電が当然のように話題なるはずです。今年は、企業の売上高もリーマンショック前に戻ったこともあって、当然心配しました。誰も、この停電を心配していないことが心配になったのです。わたしの原理原則では、「可能性のあることに、誰も心配しないときは大惨事になる可能性がある」と言う一項があります。ただ、取り越し苦労のようでした。今更ながら、この国の生産能力の縮小が半端でないことに気付かされます。
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