この5年ほどの間に、飲食店は居抜での開業がすっかり定着しました。わたしの住んでいる街では、新装による開店が珍しいほど居抜が一般化しています。
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起業アドバイザーの中山おさひろです。
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居抜の場合、看板を代えて店内のレイアウトを代える程度で開業しますから、新規開店と比べますと開業資金が断然安くなります。什器や備品までも引継ぎますと、費用は新規の5分の1とか、それ以下で開業できると言います。
現在、わが国ではデフレ経済がすっかり腰を下ろしたままです。各店は料金を競って下げますから、利益が上がりづらい経営が続いています。
また近年は、経営者の高齢化に伴って廃業する店舗も少なくありません。例え赤字経営ではなくても、環境が悪くなる前に廃業しようと言う経営者も大勢います。
そのため飲食店は、全国で毎年2~4%は減っています。そしてここにきて、飲食店ばかりではなく、小売店や学習塾、美容院など、他の業種においても居抜が増えています。
どの業種においても、できるだけ少ない開業資金による出店を目指しています。長い視点で開業を考えたとき、売上げの大きな上昇は期待できないところから、最初の資金をできるだけ切り詰めようと言う配慮です。
ただ、ここで考えなくてはいけないのは、居抜前の店舗と同じ営業法をしていては、先が見えていることです。そこには、お馴染のお客さんがいましたし、経営者の経験もありました。
居抜後はゼロにリセットされるわけですから、経営はますます厳しくなります。そこで、新たな開業に当たっては、扱い商品や販売方法、営業の仕組みなど、徹底的に考え直す必要があります。
店舗は同じでも、前より魅力がある、面白い、楽しいと思ってもらえないことには、ビジネスとしては失敗です。それができないなら、居抜での開業は止める方が賢明です。
【余談】
今年の夏は、起業相談や集まりなどで知り合いになった沢山の人たちから、メールで起業をスタートさせたことを知らせてもらい、とても嬉しかったです。みなさん、そこそこ苦労もしているようですが、厳しいなかにも楽しく毎日を過ごしていて、「頑張って」のエールを贈りました。わたしは、理念に「少ない資本と低いリスクで失敗しない起業」を掲げています。楽しい起業を聞きますと本当に嬉しいです。
「転ばぬ先の起業講座」は
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