店舗を開業した以上、お客さんにはお店を知ってもらうために、少しでもPRしたいのは事業者として本音です。でも、佐賀市の31歳の飲食店事業者は、勝手にお店を掲載している「食べログ」に対し、掲載中止を求めて訴訟を起こしました。
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「食べログ」に関しては多くの人が知っていると思いますが、上場企業のカカクコムが運営する飲食店口こみサイトです。全国約60万店の飲食店がサイトに掲載され、月間1600万人がこのサイトを訪れています。
インターネットでのPRに希少価値のある時代でしたら、ほとんどの飲食店はお願いしてでも掲載してもらったと思います。ところがネットの普及により、お店によっては掲載する、しないを秤にかけ、載せないほうに希少価値を見出すお店も出始めています。
「食べログ」は来店客の投稿サイトで、お店の意向とは関係なしに写真付きで掲載しています。ただ、載っている情報が古いままですので、事業者は再三カカクコムに削除を依頼していたようです。
「食べログ」のカカクコム側にしますと、店舗側の意向を聞いていると投稿サイトではなくなります。しかも、全国60万店が売りなのに、削除に応じますと店舗数が減る上に、メンテナンス費用ばかりが増えることになります。
この裁判の行方は、投稿サイト全般に大きな影響を及ぼしそうです。これまでネットのサイト運営側は、利用者の情報を利用して大きな利益を上げてきました。
カカクコムの決算では、リーマンショックの影響はまったくありません。10年3月期は、130億円の売上げで31億円の利益、24%の利益率を誇る優良企業です。
徐々に成熟してきたネットの世界で、今度は評価される店舗の側に拒否権はあるか、ないかの問題になります。飲食店事業者の中には、ネットで取り上げられること自体が厭な人も少なくありません。今後、飲食店経営を目指す人にとって、この裁判の判決は気になるところだと思います。
【余談】
9月10日は、わが国で初めてペイオフが発動する歴史的な日になりました。90年代後半、ペイオフの枠組みを決める国会審議では、日本中がひどくピリピリしていたことを思い出します。ところが、10日の日経平均株価は140円78銭高です。ペイオフ発動となりますと、次はどこの銀行が危ないとか、社会はもう少し神経質になりそうなものですがw 民主党代表選も緩んでいますが、この国の多くで緩んでいるようです。
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