最近は、元来起業志願ではなかったのに、止むに止まれぬ事業で起業を目指す人が増えています。それまで勤めていた会社の経営が、リーマンショック以後、急速に悪化したことで年齢や職種により押し出されるようなケースです。
今日も読んで戴きましてありがとうございます。元気にお過ごしですか。
起業アドバイザーの中山おさひろです。
現在、人気ブログランキング 起業部門 12位です。
今日もクリックよろしくお願いします
人気blogランキングへ
50代前半のH さんは、まったく退職は希望しませんでしたが、マスコミ関係の勤務先の都合で辞めることになりました。そこで彼は、長年広告関係の仕事をしていて、辞めるならどこか広告代理店に潜り込めないか画策していました。
ただ、マスコミ媒体の景気が悪いと言うことは、代理店の経営も媒体以上に悪いことを意味しています。会社勤めの合間を縫って、5社依頼に廻っても1社も色よい返事を貰えないことで諦めました。
そこでH さん得意の化学系会社を対象に広告会社を立ち上げ、細々とでも代理店営業をすることに決めました。会社を辞める送別会の席で、今後のことも考えて同僚に会社設立を話しました。
ところが、マスコミ業界の今後の厳しさを予測している同僚も多く、送別会の席はH さんを社長に新会社設立のための決起集会となりました。その夜集まった7人の誰もが、自分も起業に参加して楽しい仕事をする夢をみていました。
誰もが酒を飲んでいることもあって高揚しており、日ごろの息苦しい社内の空気を消し飛ばすように盛り上がりました。その夜からH さんが、必死になって起業準備に取り掛かったことは言うまでもありません。
会社を辞め、実際に会社を立ち上げたのは今年3月です。ただ、送別会の席で起業に向け約束したH さん以外は、誰一人会社を辞めてH さんの元には駆けつけませんでした。
H さんはひどく裏切られた気分になりましたが、仕事の方は運良くクライアントを5社まで広げることができ、順調に船出することができました。今では、昔一緒に働いた先輩1人と管理の女性を雇って、少しは会社のカタチを整えています。
すっかり社長らしくなったH さん曰く、「起業は一人で行うもの。人が何人集まろうと、リスクを冒すのも、責任を取るのも社長一人」。最近、起業家として一段と大きく感じられるH 社長です。
【余談】
9月10日は、日本振興銀行のペイオフ騒ぎで影が薄くなりましたが、厚労省元局長の村木厚子さんが地裁で無罪になりました。女性で涙なしの会見には、男の涙姿ばかり見せられていたので感動しました。同時に、これほど強い人だから無罪を勝ち取ったけど、自分なら間違いなく「許してください」って検察に泣いて誤っています。これまでの検察が関わった多くの事件を考えますと、わたしは背筋が寒くなってきます。冤罪って、意外と特別なことではないのかも知れません。
女性向け30分フィットネス開業マニュアルは
こちらです