セブン&アイの創業者伊藤雅俊さんの家族が、自社のグループに70億円の寄付をしました。多分、伊藤さんも高齢なので、資産の整理をしている中で課税分の一部を寄付するものと推測されます。
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起業アドバイザーの中山おさひろです。
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日本は、世界で第3位の経済大国ながら富豪と呼ばれる人は極端に少ない国です。一つには、相続税の税率が高いため、相続を数代に渡って行なうと資産がなくなる、なんてウソともホントともつかない話を聞いたことがあります。
現在のわが国で現役の富豪と言えるのは、ユニクロの柳井正さんやソフトバンクの孫正義さんあたりでしょうか。彼らも、大邸宅に住んでいるとか、大仕掛けのパーティーをしているなんて話は聞きません。
米国は富豪が大勢います。今、話題になっているは、投資家で富豪のウォーレン・バフェットさんが、全米の富豪に資産の半分を寄付するよう提案していることです。今回の大不況では、今後ますます貧困層に転落する人が増えそうなため、どうせ眠ったままのお金を寄付しようと言うわけです。
この富豪の人向けに、米国では専門のビジネスが育っています。自家用ジェット機の販売やメンテナンスは有名です。ほかに、専門の弁護士、医師、コンサルタントなどもいます。また、富豪向けに身元の確実な人間を送り出す、人材派遣の会社もあります。
これが日本になりますと、とんと富豪向けビジネスなど聞いたことがありません。わが国の場合は、長い間広い不動産を所有している家族が富豪とされてきました。これが、バブル崩壊以降地価の下落により、資産が大幅に減って富豪とはいかなくなっています。
ただ、金融資産が1億円以上の富裕層となりますと相当数います。ここで隠れた富裕層ともいえるのは、現役を退いた高級官僚の人たちです。彼らは富豪のように突出した資産は持っていません。しかし、毎年毎年、年度別に退官して天下りますから、退職金膨れした富裕層が続々と生まれています。
問題なのは、皆さん高齢なためにお金を使わないことです。富裕層向けビジネスが活況を呈するほど気前よくお金を使うと、日本の景気もよくなるのでしょうが、高額の給料と退職金を貰っていながら、渋って使わないことが問題です。
今では、このお金は本来税金ではないのかと言った疑問も湧いていますが・・。そのため、わが国の富裕層向けビジネスは盛況ではありません。仕方なく中国の富裕層の財布を狙っているほどです。起業家も、いかにして富裕層にお金を使わすか、画期的な商品を考えるときです。
【余談】
米国経済は、ブッシュ時代の「何でもいいからお金を使え」の悪夢から現実に引き戻されていて、国民7人に1人が貧困層になっています。今後は時間を掛けて、借金漬けになった家計を整理する期間に入りそうです。わが国は、ほぼ一定時間を置いて米国経済をトレースしてます。ただバブルの後で、日本国民はこの借金漬けからは脱出しています。できるものなら、もう米国の再現は勘弁して欲しい気持ちで一杯です。
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