民主党政権が誕生して、対中国外交は安定に向かうかと思われました。ところが、尖閣列島周辺での巡視艦に対する中国漁船の体当たりにより、再び中国はこの地の領土問題を蒸し返そうとしています。日本にとっては、戦後沖縄などと一緒に尖閣列島は、米国から返還された領土です。
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起業アドバイザーの中山おさひろです。
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中国は長いこと、対インド、対ロシア、対ベトナムなど、周辺諸国との領土問題を抱えていますから、尖閣列島にはほとんど関心がありませんでした。ところが1970年代、この周辺に大量の原油があることを国連が発表して、にわかに中国はこの周辺の領土権を主張し始めました。
日本側にも落ち度があって、これまで外務省は尖閣列島に関してほとんど無関心でした。そのため、この島の周辺漁場では、中国漁船がわがもの顔で魚を獲ってきました。わが国領土での漁獲を見逃していたことは問題です。そして、中国が原油掘削の動きを見せているため、海上保安庁が巡視船の監視を強めたとたんにこの問題です。
外交と起業は、とってもよく似ています。どちらにもモノゴトを有利に運ぶための、決定打はありそうでありません。小刻みなパンチをうち続けていくしかありません。起業でいきなり大きな取引が舞い込んできたら、間違いなく裏に何かがあることを感じ取ることが大事です。
尖閣列島の場合は、周辺諸国をどう味方に引き込むかです。ベトナム、フィリッピンなども、歴史的に長いこと中国には泣かされている国々です。もう一つ、中国国民に対してどう説得するかです。インターネットの時代、漁船の過激な行為のビデオをどんどん流すことで、中国国民の理解を得ることは可能です。
起業においても、開業後の苦しい時代、どう次々とアイデアを駆使するか、厳しい環境のなかで冷静に判断することです。上海でコンサートを予定しているSMAPに、平和に向けてのアピールを出してもらう手もあると思います。昔と違って、現代の大国同士の争いは、武器ではなくネットを使ってアイデアによるコミュニケーション力の争いです。
尖閣列島で魚屋をしても、商品はふんだんにありますが、買い手が誰もいません。ただ、埼玉県にはこの土地の所有者もいるようですから、サバイバルゲームの舞台として、イベント会場で貸し出すビジネスは、世界から注目を集めそうです。
【余談】
今度の26日(日)一日かけての、「休日しっかり起業相談」に関心を持っていただきましてありがとうございます。多分、実際に相談される方は少ないと思いますが、起業アドバイザーとしましては、このような試みをビジネスデータとして蓄えることができることが、大変ありがたいことです。以前相談に載ったペットビジネスで成功を収めている人からのメールで、ここの読者は総数は少ないけど、レベルが高いと聞かされ嬉しくなっている中山です。どうぞ、よろしくお願いします。
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