IT関連の起業で、このところ増えていると言われるのが、書籍を持ち主に代わってデジタルに変換する電子化代行業です。iPadやキンドルなど、電子書籍の普及に伴い、手持ちの書籍を代行会社に郵送して、デジタル化したものを電子書籍で読んだり、デジタルラックに収めておきます。
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多分に、電子書籍の爆発的な売れ行きに、将来の需要を見込んで代行会社を設立しているようです。それにしても、代行料金の安さには驚かされます。A社の場合、1冊350Pまでで100円です。それ以上の分は、200Pごとに100円です。B社の場合、1冊90円です。C社は1冊500Pまで200円です。
ほとんどの会社では、電子化の依頼者から書籍が送られてくると、この書籍をバラバラにした上でスキャンをします。そのデジタルデータをお客さんに送って料金を戴く仕組みです。現在は、代行会社が全国に30社程度と言われていますから、今のところは注文の絶えない状態が続いています。
今後、この代行会社が増え続けますと、会社の注文の取り合いは激しくなると予想されます。すると、料金の引き下げも熾烈になると思われます。書籍自体が紙からデジタルへと代わりますから、仕事も次第に細ると考えるのが常識です。
しかも、このビジネスには、著作権侵害の疑いが影を落としています。書籍の所有者からの依頼とはいえ、書籍のスキャンが仕事ですから、当然出版社などは違法行為と見なしています。どうみても、わたしには八方塞がりのビジネスのようにしか見えません。
ただ、それでも起業に突っ走るのが最近の傾向です。上手く、この次の展開を探せるとよいのですが、現在の電子化代行の仕事だけでは将来が見えません。今後も、参入する会社が増えそうですから、今のうちから新たなビジネスを考えながらの参入になりそうです。
【余談】
IT化がますます進化しますと、そこで働く人たちは、ほぼ監視社会で仕事をしているような状態になります。特に、ツイッターやブログ、SNSなどの普及が急展開なため、自分自身の書き込みや同僚や知人などを通し、どこで何をしているのか、ほぼ誰にでも判ってしまいます。今では、週末も深夜も、行動はばればれになる社会に生きている覚悟が必要です。逆に、このような状態で多忙な人にシェルターを用意できるなら、ビジネスとしては需要が期待できそうです。
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