2008年のリーマン・ショック以降、回復を続けてきた景気は、ここにきて一気に曇りだし、下手をすると土砂降りになりそうな気配です。起業のタイミングとその時々の景気の間には、目には見えない因果関係があるようですから、十分な注意が必要な展開です。
今日も読んで戴きましてありがとうございます。元気にお過ごしですか。
起業アドバイザーの中山おさひろです。
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土砂降りの原因は、やはり対中国関係です。これまで、主要な新聞もテレビも、尖閣諸島を巡る中国の過激な反応は、一部の反日過激分子の仕業で、中国政府を対応に苦慮していると報道してきました。時間が経って、過激分子の行動が収まるとこの問題も静まると言い続けてきました。
ところが、これはどうもマスコミのミスリードです。100人程度の過激分子が、日本大使館前で抗議行動をしたところで騒ぎは知れています。連行された漁船乗組員の返還を求める、中国政府の行動を分析しますと、これは過激分子ではなく、中国政府が日本に対して揺さぶりをかけている気配が読み取れます。
今の日本は、国内需要が脆弱で、中国、米国など、外国への輸出頼みで経済を維持しています。また、国内消費でも中国人観光客の増加を頼りにしています。中国は、この日本の頼みの綱を手繰りよせています。中国政府は、観光客の日本行きにストップを掛けていますし、ハイテク製品の製造に欠かせない希少金属の対日輸出も禁止しました。
一連の行動の目的は、漁船の船長を返還させると同時に、尖閣列島を巡り日中間に領土問題が存在することを、日本に認めさせることです。その上で、中国の原油採掘権と漁業権とを取得することを目指しています。これは、わたしの作ったストーリーですが、多分あまり外れてはいないと思います。
もう一つ、日本経済が土砂降りに陥る原因ですが、国債の長期金利が8月初旬に1.0%を割り込んだことです。これまで1998年と2003年との2度、1.0%割れを起こしていますが、このときはどちらもその後に金融危機が起こっています。金利の低下が起こり、円高に波及して、金融危機へと突き進む流れはいずれも同じです。
1998年は、長銀、日債銀の倒産、2003年も株式が7600円台まで急落して金融危機に陥り、どちらの時も銀行に対する公的資金の注入へと進んでいます。この対中国問題と超低金利からの金融危機により、わたしは深刻な不況が再び起こる可能性は高くなると踏んでいます。
起業にとっては、この不況がどう影響するか単純な問題でないことは確かです。ただ、最近は不況こそ起業のチャンスと言う経営者も増えています。対法人向け営業は、このタイミングが最高あることは間違いありません。一度、この不況の流れから起業のタイミングまで、真剣に考えてみてはいかがでしょうか。
【余談】
今日会った知人は、足の裏の皮が剥けて歩くのにも不自由していました。話を聞きますと、山梨・甲府から埼玉・川越まで、143キロのマラソンを19日に走ってきたといいます。この人は、トライアスロン大会にも参加している人ですが、標高2000M近い大菩薩峠の山中も走る22時間に及ぶランニングは、ただただキツイの一言と言っていました。あのランニングの厳しさに比べると、ビジネスなどは楽に思えるのですが、実際は人の心を読むビジネスも相当キツイです。
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