デフレ経済と言うこともあり、ここのところの価格の下がり方は尋常ではありません。居酒屋の食べ物メニューが200円台とか、家具店での2割、3割安など、これから起業を考えている人には、ほぼ勝負にならない価格が跋扈しています。そのうえ、最近の円高による影響も加わりますから、価格はこれまで以上に下がりそうな気配です。
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起業アドバイザーの中山おさひろです。
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最近、「価格はどう設定するとよいのですか?」と言った質問がとても増えています。まともに中堅・大手の企業と価格競争しても、起業したばかりの会社ではかないっこありません。しかも、価格設定の方法がここにきて大きく変わりましたから、この仕組みを理解したうえで価格を考えないことには勝負になりません。
価格設定は、「値づけ」ともいいます。従来の値づけは、仕入れ原価や製造原価に利益幅を加えて計算しました。非常に単純な方法でした。その後、顧客第一主義が導入され、お客さんの視線で値づけが行なわれるようになりました。現在は、市場投入前テストといった方法により、お客さんが購入してくれる価格帯を予め訊ねておきます。
その価格帯に基づいて値づけを行います。もし、諸費用や固定費を考え、お客さんの言う価格帯では売れない場合、販売を諦めることです。また、通常の方法では値づけが難しい場合、これまでの販売方法を思いっきり変え、包装を最小限にするとか、販売要員を3人から2人に減らすといった方法が取られます。
このような販売は、中堅・大手に有利なように思われますが、大手も多くの人と設備、固定費を抱え、決して楽ではありません。小企業の方が、身軽なだけに安く売れることもあります。そうは言っても、他の会社と価格で競争するのは得策ではありません。
できるだけ、他の会社とは違う商品・サービスを扱って、価格競争からは身を引いた販売をすることです。それと、価格設定を行なう際には、簡単な気持ちで値づけをしないで、予め事前のテストをしたうえで、販売価格を決めるくらいの慎重さが必要です。
【余談】
飲食業では、お客さんから「ありがとう」、「ご馳走さん」と言った声を掛けてもらうことがよくあります。この感謝の言葉の回数と、その店の売上げとは比例していると言われます。お客さんの数とも比例していることになりますが、面白い傾向です。ビジネスは最終的に、どれだけ「人の役に立つか」の問題です。「ありがとう」はその答えなのでしょうが、起業する以上はお客さんから常に感謝されるビジネスをしたいものです。
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