先日、起業面談で話を伺った人から、「わたしの周りに起業する人間は多いのですが、一人として成功している人がいません」と言った話を聞きました。わたしが、「みなさん、今は事業を止めているのですか?」と聞くと、「何とか、事業は続けているようですが」の答え。それなら、起業に成功しているんじゃないですか。
今日も読んで戴きましてありがとうございます。元気にお過ごしですか。
起業アドバイザーの中山おさひろです。
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人、それぞれ受け止め方は違いますが、起業の場合、事業を続けているうちは起業の成功です。それを止めたときに初めて、起業の失敗と言うことになります。起業の成功と言いますと、一攫千金、宝くじで大金を手に入れたときのようなイメージを考えている人がいます。ただ、起業して2、3年で大金を手に入れることは間違ってもありません。
相談者の知人の場合、事前に作成した事業計画がどのようになっているかは判りません。通常、ゼロから起業すると、売上げが消費税納税業者になるときが最初の山です。売上高1千万円を突破のときです。その後、1億円を通過するときにも山があります。それから、3億円、5億円、10億円といったところが難関です。
この山とは、主に従業員数や会社の形態が整ってくる時期と重なります。業種や業態によっても従業員数は相当違いますが、1千万円までなら、パート2、3人と起業家本人とで何とかなります。しかし、1億円を超えますと、会社組織にして5、6人の従業員は必要です。3億円を超えるときには、しっかりした管理部署が必要になるといった具合です。
ですから、起業して3年くらいまでは、家族が食べていければ御の字です。その間に、次の山に向かって仕掛け作りをしているなら、起業としては大成功です。逆に、事業が大当たりして、短期間に大きくなりすぎますと、その後の反動で大きな損失を作るケースがあります。
人間の成長と同じように、起業家の能力も徐々に大きくなりますから、そこに合わせて会社作りをする方が賢明です。事業は、続けているうちは成功、止めてしまったら失敗。これは、起業における基本的な考え方です。準備期間のうちから、事業をいかに長く続けか真剣に考えてください。
【余談】
北朝鮮の政治体制が話題になっています。拉致問題を除きますと、この国ほど日本との関わりの薄い国はありません。しかも、2400万人もの国民がいる国家を、金さん一家が家族経営しているわけですから、相当に無理があります。NHKや朝日、読売新聞など、日本のマスコミは、取材もできない、わが国への影響も薄いこの国を、トップで扱っているのですから、ひどい勘違いをしているものです。
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