このところの小売店は、お客さんを少しでも多く集めるため、価格を1円でも安く売るか、良質な商品だけを売るか、それとも他では売っていない商品を扱うか、この3点に集約されてきました。特に、不況色が濃くなってからは、ますますこの3点の威力が強くなっています。これは、量販店でも高級品店でも、今日開店したばかりのお店でも同じです。
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ところが、これら従来型の販売法とは違った視点のお店が見直されています。それは、お客さんとお店の間に「感情の関わり」を意識的に作るお店です。わたしがその走りと思うのは、店員の読後感をPOP広告で書き出している書店などの販売法と思います。5年くらい前、東京・上野の「明正堂書店アトレ上野店」の店員さんのPOP広告が有名になりました。ここには、お客さんとの間に感情の関わりが生まれました。
多くの肉屋さんや魚屋さんは、街から姿を消しています。それでも、今も元気に営業を行なっているお店の多くは、お客さんに料理の作りかたや保存法のアドバイスをしています。わたしが時々買いに行くスポーツ店は、運動靴の履き心地や最適な靴下の種類など教えてくれます。店主さんが走っているわけではないのですが、前に買った人から話を聞いたり、インターネットを通じて情報を得ているようです。
このような接客法が、量販店やショッピングセンターとは違っていることで、固定のお客さんを相当数抱えているようです。地元のお店だと、ビジネスとは関係のない、評判のよい学習塾の話や、人気の食べもの屋などの話も聞けます。急な雨のとき、傘を貸してもらえるなんてことも、この「感情の関わり」を大事にしたお店ならではの付き合いです。
これから開業を目指す人にとって、いきなり行列のできるお店を作ることは大変難しいことです。でも、買い物に来てくれるお客さんとの間に、「感情の関わり」をもつ関係作りは可能です。昔は、世話好きのおかみさんが、質の高い情報を流してくれる八百屋さんなどはどこにでもありました。今、コミュニケーションが重視される時代になって、再び脚光を浴びています。
【余談】
今日、久しぶりに水泳大会に参加しました。昨年は、タイムを相当落としたため、リベンジの気持ちがあったのですが、見事返り討ちにあってしまいましたw やはり年齢からくる体力の衰えは、隠しようがありません。タイムは残酷です。今は、頭も衰えていないのか、心配です。常に初心に帰って、勉強を怠らないように注意します。
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