実際に起業するため行動に移しますと、思いもしなかった問題が次々に起きます。これは、会社に入社したとき、結婚するとき、子どもが生まれたときなどと同じです。多分、それ以上の量と質かも知れません。起業は、ゼロからビジネスを起こし、それを成長させ、継続しようとするのですから、多くのの問題は当然と言えば当然かも知れません。
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起業アドバイザーの中山おさひろです。
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これまではなかったモノをカタチにするため、相当なストレスや軋轢を生みます。起業準備の段階では、会社の社名はどのような名称にすると、覚えやすくネット検索でも上位にくるか。本社の所在地は事務所を借りてから登記するとよいのか、借りる前に登記してもよいのか。日本政策投資銀行からお金を借りるためには、どのような手順を踏むとよいのかなど、けっこうあります。
ただ、ここまではほとんどが解決可能な問題です。これらは、司法書士や行政書士、中小企業診断士などがルーチンワークでいつも扱っている問題で、特段難しい問題ではありません。何故なら、起業時に一度解決してしまったら、その後に問題になることはなく、何よりまったく利益を生むことのない問題だからです。
起業における問題は、この後にやってくる、いかに利益を上がるかです。ピーター・ドラッカーは、ビジネスの目的は、「顧客の創造」と云っています。起業して、いかに完璧に会社を作り、いかに立派な店舗を作っても、多くのお客さんが来店して、商品を買ってくれないことには、ビジネスは展開できません。
この「顧客に創造」は、簡単には解決できない問題です。しかも、一度解決できたと思っても、環境の変化によってまた新たな問題が発生します。とても大変なことですが、問題を解決するたびに利益を生みことができます。だから、事業家は頑張ることができます。
起業の時は、どうしても前段の解決できる問題ばかりに目が行き勝ちです。開業できたらその後は何とかなると思ってしまいます。でも、ビジネスの重要な課題は、この後段の問題解決ができるかどうかです。いくら行政書士や診断士の先生に相談しても、コンサルタントに依頼しても、この問題はそう簡単には解決できない問題です。
【余談】
日本では、法務大臣の辞任問題ばかりがニュースになっていますが、ヨーロッパではアイルランドの銀行再建が難しく、アイルランド政府はEUとIMFに支援を要請しました。ヨーロッパは再び金融危機が発生する可能性があります。また北朝鮮では、約千個の遠心分離機による、核製造を進めている疑いがでてきました。法務大臣の国会無視発言を問題にするのも大事でしょうが、世界の激しい動きの中であまりのレベルの違いに笑うしかありません。このような騒ぎにばかり気をとられていると、わが国でも財政破綻問題が現実になりそうです。
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