「起業をする」と言いますと、とてつもなく勇気があって、とてつもなく能力の高い人間と思われがちです。現在の日本人にとって起業は、職業としてあまり身近な選択肢ではありません。そのため、極端に理想化するか、失敗したときのことを考えて極端に悲劇的に捉えるかのどちらかです。でも、起業した人に会いますと、そんなに勇気があるわけでもなく、まして能力が高い人は一握りの人たちだけです。
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起業アドバイザーの中山おさひろです。
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わたしは起業した人を見るとき、大きく2つに分類するようにしています。1つ目は、ビジネスに関する知識が豊富で、能力も高く若くして起業を目的に準備してきた人です。わたしなどとても敵わない、起業やビジネスのスキルを持っています。ほとんどの人は、起業の王道とでも言える、IT系ビジネスや海外事業などを舞台に起業している、最初から大規模事業を目指す起業家です。
2つ目は、そんなに知識や能力が高いわけではありませんが、起業するために自分の領域を持っている人です。他の人にはない特異なジャンルだけの知識があって、その世界だけでは人に負けない領域を作った人です。起業する人の全てが、この2つに分類されるわけではありません。最初は深く考えていない人でも、起業して経営が苦しくなって、徐々に自分の領域を作るタイプの人に変貌するケースはよくあります。
若いときから起業を目指す1つ目のタイプの人は、日本人ではとても珍しいタイプの人です。とても優秀ですが、わたしから見ると、その起業プロセスはあまり参考になりません。プロ野球のイチローや松坂大輔の練習法が、新人選手にはあまり参考にならないのと同じです。彼らは潜在能力のレベルが高いため、同じことをしようとしても途中で諦めるのがオチです。
その点、能力に頼らず日ごろの努力と、人とは違った狭い領域を選択して、リスクを冒した人のプロセスは役立ちます。最初は、他の人と同じように軽い気持ちでの飲食業による起業でした。でも、出店場所でもお店のスタイルでも、ライバル店があちこちにあることを知らされますと、大きく方向転換していち早く立飲店に切り替えて成功している知人がいます。
今では立飲店はどこにでもありますが、3年前から新宿ではじめたその人は、今3軒の店を開業しています。居酒屋でも、ほとんど見向きもされなかった立飲店に早く気付き、その世界での専門家になることで、今では飲食業では珍しく元気です。起業で成功するためには、少しでも早く自分の世界を探すことです。起業に関しての
相談を待っています。
【余談】
日本の料理では、寿司が世界的に受け入れられ、各国の大都市には寿司店がほとんど街に存在しています。外国人が日本で寿司職人として修行するケースも増えています。今、ラーメンが同じように世界に広がっています。中華麺の本場、中国でとても受けていて、そこから世界に向けて広がっているようです。早くも、ラーメンの次の料理を探している人もいるほどです。