今年の流行語大賞候補に「断捨離」が入っていました。昨年暮れ、大掃除する人向けに企画された書籍の題名が断捨離でした。本来は、ヨガの行法哲学から生まれた言葉のようです。断とは、入ってくる要らないモノを断つこと。捨とは、はびこるガラクタを捨てること。離とは、モノへの執着から離れ、ゆとりある自在の空間にいること。家のガラクタを片づけることで、心のガラクタも整理して、人生を気持ちのよい方へ入れ替える方法のようです。
今日も読んで戴きましてありがとうございます。元気にお過ごしですか。
起業アドバイザーの中山おさひろです。
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日本人は、あまりに多くのモノを持ちすぎています。これは品モノばかりではなく、頭の中にも多くのしがらみを持っています。実はわたし自身、あまりに多くのことに関わりになって、身動きが取れなくなったことがあります。一日、24時間ではとっても足りなく生活を送っていました。起業アドバイザーだけでなく、地元の中小企業支援組織でコーディネーターを行い、知的財産管理士の資格を取るため勉強もしていたときがありました。
常識的に考えると、このような生活は無理と判るのですが、そのころは生活が厳しいこともあり、何でもやってみようと背伸びをしてました。多分、この年の瀬を迎えて、身動きの取れないほど忙しい思いをしている人も少なくないと思います。大変な忙しい思いをした結果は、アドバイザーとしては車のエンジンに当たる頭の中がカラカラになりました。出力ばかり全開して、ビジネスや起業に関する入力を怠っていました。
これでは、自分の仕事が上手くいきっこありません。それから、仕事を大きく代えてしまいました。何をしたかと言いますと、何もしないことにしたのです。長く付き合っているメンタルコンサルタントをしている先生から、「そろそろ年齢なのだから、何もしないことを考えてみては」とアドバイスを受け、思い切って必要のないことに時間を使うことをばっさりと切りました。
そこで、何もしないことにしたのです。最初は、あまりにも楽しくない仕事に辟易しましたが、じきに慣れました。楽しく仕事をすることは、失敗につながることが多くあります。退屈な仕事をしていても、上手くいくことを知りました。結局は慣れることとその人の習慣です。習慣になりますと、退屈なことの中にも楽しいことがあることを知ります。
この時期、忙しくて猫の手も借りたい人は大勢いると思います。ただ、その忙しい仕事を整理してみてください。「断捨離」の精神で、仕事から身軽になってください。意外と楽なものです。起業となると大変な仕事量を抱えることになります。成果の上がらないことは止めてしまって、自分に有利なことだけに集中する、自分向けの集中と選択をすることです。
【余談】
筋トレ仲間の若い友達を通じて、50代の人が起業の話を聞かせて欲しいと云ってきました。勤めている会社で配置転換を告げられ、現場仕事から営業へはとても無理と言うことで起業を考えているそうです。営業の仕事ができない人に起業が難しいことは言うまでもありません。会社は長年勤めていることで給料が高いため、配転を告げて辞めてもらいたい腹のようです。このような場合、誰かアドバイザーを雇ってでも、会社を辞めないのが一番です。起業は無理にしても、営業は基本を教えてもらったら大丈夫です。何も教わらないで営業をしようとするから無理が掛かります。