今、小売業経営者は宅配サービスの導入を巡って、悩みに悩んでいます。スーパー業界では、ネットスーパーに続いて宅配サービスを実施するお店が増えています。コンビニ店でも、弁当などを中心に宅配がはじまりました。以前から宅配を手がけてきた、弁当店やピザ店に続いて、続々と宅配を始める店が増えてきています。
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起業アドバイザーの中山おさひろです。
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本来なら、最も宅配に近い場所にいた街の小売店が、逆に人手不足で取り残されています。わたしの住まいの周辺でも、徐々に宅配する店が増えて、現在は実施していない店が非常に悩んでいます。この暮れの年越し蕎麦に勝負をかける蕎麦屋さんなどは、宅配を始めるか店頭販売だけにするか、それはそれは断腸の思いで店頭だけに決断しました。
漫画サザエさんを見ていると判りますが、昭和30年から50年にかけて、宅配サービスは全盛期でした。主に商品の重い、酒店、米店、中華店、蕎麦屋、クリーニング店など、住宅地ではどこにでも宅配用のオートバイや自転車が走っていました。その後、人手不足による人件費の高騰で、宅配は街から姿を消しています。
現在、人件費が安くなり、モノが売れない時代、そのうえお客さんの高齢化によって、宅配サービスは再び息を吹き返しています。ただ、40年前の宅配とは違って、現在の宅配にはIT時代に相応しい情報収集や、お客さんの囲い込みが必要になります。そのため、地域の宅配専門会社の設立も決して難しいこととは思えません。
宅配サービスを無視していますと、他店にお客さんを奪われる危険があります。ただ、過大に考えますと思ったほど収益に結びつかないことも考えられます。扱いの難しい宅配サービスですが、新たな発想によっては、これまでにない付加価値をつけることも可能です。あなたは、新たな戦略を構築できますか?
【余談】
今年も、最終コーナーを廻った感があります。このところ、最後の起業相談の人から、メールによるやり取りを続けています。その後は、31日から来年1月3日まで、昨年に続いて「
年末年始起業相談」を行います。日ごろ、忙しくて起業が気になりながら、踏み切れない人がいましたら、この4日間を使ってみてはいかがでしょうか。一応、こちらのキャパの問題もありまして、10人の方までにさせてもらいます。よろしくお願いします。