今年は起業件数が例年に比べて少なく、わたしの予測では10万件程度ではないかと思います。全般的に起業への関心は年々低くなっています。雇用が不安定なため、開業資金を貯めるのにみなさん苦労をしています。一方、企業の倒産件数は、政府の中小企業向け金融支援が続いていますから、例年並の1万5千件よりも相当低くなっています。
今日も読んで戴きましてありがとうございます。元気にお過ごしですか。
起業アドバイザーの中山おさひろです。
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先日、帝国データバンクが公表した倒産リスクの高い企業比率はショックでした。データバンクでは、企業の財務内容に基づいて、G1~G10までランク付けをしています。G1が最も経営が優良な会社で、G8~G10の下位3ランクは、倒産の危険域に入っている会社です。現在、全国の企業の14.7%がこの危険域に入っています。
全国に法人格のある会社は、約260万社あります。実際に事業活動している会社は、このうちの200万社程度です。14.7%と言いますと、29.4万社と言うことになります。ただ、危険域から脱出したり、廃業したりで、全てが倒産と言うわけではないと思いますが、それでも来年以降は、例年の倒産件数とは比べものにならない倒産が起こりそうです。
多くの倒産が発生しますと、それに引きづられるように起業が増えます。それまで取引したいた個人や法人のお客さんが供給先を探します。近場の同業者が供給するケースや、倒産した会社の従業員や関係者が起業するケースも増えます。今は、この倒産が少ないため、起業も増えません。
ただ、これまで起業相談に乗った人からの情報を総合しますと、今年は起業した人にとって比較的順調な年でした。現在は、雇用が悪いため景気も悪く思われがちですか、実際に思いのほか景気はよいと言う声を多く聞きます。わたしの方が、起業した人にブレーキをかけることが多くなっているほどです。
ここ1、2年、起業の関心はすっかり低くなっていますが、時代の風は起業にとって追い風になっているようです。今後、倒産件数が増えてきますと、必然的に起業は増えます。人の関心が起業に向かう前に、一足早く起業準備を始めることで、人に差をつけることが可能です。
【余談】
年末になって、今年起業のアドバイスをした人たちからメールが来ています。順調にいっている人がいる反面、事前の想定と違ってお客さん集めに苦労している人もいます。起業は、1年、2年の話ではありません。長い話ですから、「焦らず、飽きず、諦めず」の”3つのあ”で頑張って欲しいものです。
「年末年始起業相談
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参加予定していた人が一人参加できなくなりました。至急一人だけお待ちしてます