今年も、起業にとってはあまり追い風の吹かない一年でした。「起業100万件」をマニフェストに載せた民主党政権ができ、既存企業ばかりではなく起業にも少しは配慮した、政策が行なわれるかと期待しました。でも、起業に関してはまったく話題になりません。特別、起業の団体があるわけではないので、仕方はないのですが、雇用を第一に考える菅内閣なら起業にも配慮をするべきです。
新年おめでとうございます
今日も読んで戴きましてありがとうございます。元気にお過ごしですか。
起業アドバイザーの中山おさひろです。
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現在の日本経済は、決して悪いわけではありません。リーマンショック以後、大不況から徐々に立ち直り、現在大手企業の手元資金は200兆円以上と言いますから、米国企業の162兆円を大幅に上回る利益を上げています。ただこの資金が、設備投資にも、雇用にも使われることなく、行き場のないままになっていることが問題です。
起業では、これまで好調といわれました、リサイクルビジネス、介護サービス、スマートフォンアプリ製作が、そろそろ競争激化で飽和状態に入って、今後起業して軌道に乗せるのが難しくなりつつあります。今後の起業となりますと、わたしはハウスクリーニングや宅配などの代行サービスの需要が高まると思っています。また、スポーツ教室や英会話などの教室ビジネスもニーズは増えそうです。
ただ、これまでの介護やリサイクルと比較しますと、規模の小さなビジネスです。飲食業や美容室など、構造的な不況業種でありながら、起業する人が後を断たないビジネスに流れる傾向は続きそうです。初めて起業する人は、どうしても追い風の吹いている業種で起業することで、安心を買おうとする昔ながらの傾向は今も健在です。
ただ、そろそろ景気に左右されやすい好況業種での起業に見切りをつけ、どんな業種で起業しても利益の上がる、自分のマネジメント能力に目を向ける時期に来ているように思います。あくまでも自分の好きな世界で、熟知していて人に負けない業種で、自分の能力に賭けることのできる業種で起業するオーソドックスな時代です。
【余談】
今年も、1年間読んで戴きましてありがとうございます。業種を絞り込まない、幅広い起業を対象にしたブログですから、長く続けることは難しいかと危惧したスタートでした。わたしの狙いは、業種横断の起業アドバイスにより、例えば人気アパレル販売店の手法を飲食業に導入できないかと言うものです。小さな動きは芽生えていますから、息長く続けていこうと思います。今日から、年末年始起業相談を始めています。アドバイスをしながら、自分も学んでいます。