1980年代後半、バブル経済が華やかな頃ですが、「財テク」と言う言葉が流行りました。大半の会社は好況でしたから、内部留保の資金を運用することを勧める言葉です。
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起業アドバイザーの中山おさひろです。
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これからの経済は、「財テク」をしない会社に将来はないと言ったキメ台詞です。日本経済新聞などは、先頭に立って財テクを勧めました。
その後5年もしないうちに、「財テク」で盛んに資産運用をした会社の半数以上は倒産しています。倒産にまでは至らなかったものの、大変な傷跡を残した会社も数知れずです。
ビジネス世界には、落とし穴が到るところにあります。しかも、落とし穴を作っている当人も、それが落とし穴であることさえ気付いていません。
現在、ビジネスの世界は思いの他順調ですから、社会の話題はもっぱら学生の就職率の低さです。昨年暮れの段階で、就職内定率(10年12月現在)69%と過去最低と言われています。
ただ、今の学生は大企業希望者が大半で、中小企業には求人枠が埋まっていない会社も多いと言います。学生は、大企業か中小企業かを基準に選択にしているようです。
これなども、ビジネス社会の落とし穴の一つです。中小企業と言う会社はありません。個々の企業の固有名詞で語らないで、従業員がサービス業なら100人以下、小売業なら50人以下で語っています。
わたしも色んな中小企業をみてきましたが、大企業より業績のよい企業はいくらでもあります。学生が、ビジネスパーソンとして始まりの就職活動から勘違いをしますと、その後の人生ではドンドン勘違いが続きます。
起業を目指す人は、メディアや当事者企業が垂れ流す、その後の影響をほとんど顧みない情報に、振り回されないことです。就活で騒ぎを煽って利益を上げているのは、リクルートと毎日コミュニケーションだけです。
メディアもそのおこぼれを貰っていますが、学生は自分の生き方や人生の方向性を考えずに、就職率の数字にもてあそばれているだけです。
【余談】
昨年後半は起業相談の希望者が減って不安でした。コンサルタントというビジネスは、宣伝ができないビジネスです。そのため、過去に利用してもらった人の口コミが頼りです。ただ、女性は比較的他人に宣伝してくれますが、男性は自分だけに留めておく傾向があるようです。去年は男性の多い年でしたw 今年も、
起業相談よろしくお願いします。