どこの街でもガソリン不足は深刻です。10リットルのガソリンを入れるため、1時間以上も車列に並び、その間もガソリンを吐き出しながら買い求めています。非効率の典型のような光景ですが、いつまで経っても新たな方法を考えようとも、試してみようともしません。
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起業アドバイザーの中山おさひろです。
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日ごろから起業の効率化を考える身としましては、カーナンバーの下桁で偶数日と奇数とに分けガソリン給油しますと、今の倍以上に効率的にできるはずです。多分、このようなことを考えている人はいるのでしょうが、実行に移す人がいません。
誰もが、国からの指示待ち状態です。効率的なことなら人に聞かなくても、現場で自主的な判断によって、積極的に行動する風潮がなくなっています。通常、このように上からの指示と、前例のあること以外は対応しないことを官僚主義と言います。
3.11の東日本大地震に始まり、大津波、福島原発事故と、激動の一週間が過ぎました。国を揺るがす大災害と大事故を経験したことで、この国が抱えている問題の本質が見えてきた気がします。終戦の年から66年経過して、世界有数の経済大国に上り詰めたことで、この国には官僚主義があらゆるところにはびこっています。
連日福島原発で国の見解を話している原子力安全保安院は、原発行政の官僚の集まりです。政府と東電との間に入って、他人事のように原発の現状を解説しています。本来、ここの役人が東電に指示を出す役割ですが、現場経験がまったくないため東電の言うままです。
東電も、今回の建屋内への給水では、真水か海水かで判断ミスを犯し、水素爆発発生後には現場からの撤退を検討するなど、官僚主義そのままの体質に冒されています。役人の官僚主義は当たり前ですが、大企業からガソリンスタンドまで、リスクを冒さない、責任を取らない官僚主義オンパレードです。
中学生が将来希望する職業の第一位が公務員で、二位は大企業の正社員です。夢も希望もないとはこのことで、日本人は若いうちから官僚体制を追随して、モノゴトを深く考えなくなっています。多分に両親の考えを、そのまま希望としているところがあります。
東日本大震災を契機に、このような官僚主義に対する反省が起こります。第一に、もう前例を踏襲する方法では国の財政が持たなくなります。第二に、あまりに非効率なこの社会のシステムに対し、反省を込めて拒否反応がでます。
一方には、ネットワークシステムを活用した効率的な企業もありますから、人はそちらに流れます。これから起業を考える人は、やはり効率的な方法を導入してお客さんの支持を集めることです。計画停電をこれ幸いに、停電以降の時間も休みにしているような会社は潰れます。
【余談】
今、イベントや競技、ショーなどの開催を巡って、賛成派と反対派で論争が起こっています。典型がプロ野球の開幕です。3月中に開幕するか、中止して延期するか、オーナーや選手が発言してます。わたしは、祭り事は止めるべきですが、ビジネスで開催するものは決行するべきと思っています。このまま国民が喪に服していると、日本経済は大不況に陥ります。電力も使いすぎで停電は困りますが、使わないと国民が生きていけません。