コント55号の坂上二郎さんが、3月10日に亡くなりました。東日本大震災が起こる前日と言うこともあり、亡くなったことは大きくマスコミに取り上げられましたが、葬儀の模様などはほとんどニュースになりませんでした。
今日も読んで戴きましてありがとうございます。元気にお過ごしですか。
起業アドバイザーの中山おさひろです。
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わたしはコント55号の笑いが好きでした。それまでのコントとは全く毛色が違っていて、お笑いのなかに妙なリアリティを感じたものです。その秘密を知ったのは、4年ほど前ラジオで萩本欽一さんのインタビューを聞いたときです。
萩本さんの話では、コント55号の舞台台本は、作家と萩本さんと二人で考えるそうです。ただ、その内容に関しては二郎さんに全く知らせず、ぶっつけ本番で舞台で、萩本さんが指示しながら演じると言うものです。
その時代のコントは、きっちりとした台本が事前にあって、メンバーが予定調和通りに演じるのがほとんどでした。それはそれなりに可笑しかったのですが、コント55号の笑いは完全に別の次元を走っていました。
こんなこともあって、二人は短期間に全国的な人気者になります。今のお笑い芸人の人気とは比べものになりません。この背景には、コント55号の笑いの質が新しい時代の幕開けでした。二郎さんは、全くシナリオを知らされていないのに、舞台人らしく全てを知っている風を装っていたところが可笑しかったのです。
面白さの秘訣がここにあることを、大変な人気を博して30年以上も経ってから知りました。わたしが思ったのは、ビジネスにおいてもこのお客さんをひき付ける秘訣に気付くことが、起業を成功させるためには欠かせないことです。
人の気付かなかったことに一人気付くことが、起業では成功のチケットを手に入れたようなものです。技術的に一人知ったことは、特許というカタチになります。多くの人の消費行動を知ったと言うなら、起業やビジネスのキッカケになります。
そんなコント55号も、実質10年間の活動を持って解散になります。お客さんが求める笑いの質が、再び変わったことによると思われます。ただ、日本人の笑いに関して、彼らが大きな足跡を残したことは確かです。
【余談】
起業にとって気付きはとても大切です。気付くことのない人は、起業が難しいと言っても間違いありません。ただ、気付くことは職業的なコツですから、少し訓練すると多くの人はマスターできます。最近の起業相談では、この気付く方法について相談に乗ることも増えています。
気楽に相談してください。