今年の3月14日 ホワイトデーほど、話題に上らなかったホワイトデーは近年なかったと思います。3日前に東日本大震災が起こったため、わたしの周辺でも全く話題になることはありませんでした。
今日も読んで戴きましてありがとうございます。元気にお過ごしですか。
起業アドバイザーの中山おさひろです。
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お返し用チョコのメーカーなどでは、けっこう在庫を抱えて苦労しているような気がします。わたしは、立川の駅ビルに入っているチョコレート屋に、お返しチョコを買いに行きました。たった一人しかいない店員は、まるで売れないと嘆いていました。
今年はホワイトデー向けに、面白い販売アイデアを考えた会社がありました。女性下着のトリンプは、2月17日~2月28日まで、直営店だけで下着が買える「ギフトカード」の販売を行いました。
女性は、男性からの下着のプレゼントが嬉しいというマーケティング結果に基づいたものです。過去に贈られたことがある人24%、贈られてみたい、贈られるとうれしいと思う人77% (「贈られる相手による」も含む)と、多くの女性は下着を男性からプレゼントされることに好意的です。
ネット通販のマガシークは、バレンタイン向け商品の販売で、ホワイトデーのお返しを「おねだり」する方法を工夫しました。チョコレートに同封するメッセージカードに、2次元バーコードを印刷しておきます。内容は、ホワイトデー向けお返し商品のサイトに移行する仕組みになっています。
この会社は、本来20~30代女性向けに衣料品や靴、雑貨などをネット販売しています。この客層向けにバレンタインチョコを販売し、お返しのホワイトデーでも自社の商品を買ってもらおうという戦略です。
2社とも、大変興味深い販売戦略ですが、その後の結果がどうなったかは公表していません。どちらも、自社のお客さんを相手に、購買機会を増やそうとする作戦です。一度取引をした会社に対し、お客さんは安心感をもっています。
この安心感を上手く利用しますと、買い物は2度、3度と増やしてもらえます。起業当初の事業計画作成において、このような仕組みを考えつくことができる人は、中身の濃い起業を実現することができそうです。
【余談】
大震災以降、書店にお客さんが戻っていると言われます。多くは、これまでインターネットで情報収集をしてきた人が、ネット情報のいい加減さに危機感を感じて、書店で紙からの情報に戻っているようです。ツイッターでの原発関連の情報を読んでいますと、けっこういい加減な情報を見かけます。下手をすると、生命にも関わる情報ですから、しっかりした出し手を捜すことは大切です。