東日本大震災が発生して20日。被災者の人たちは、発生直後の緊張も次第に緩んで、今後は不自由な生活に不満も溜まってきます。通常、人間が極度の不幸に襲われて、緊張状態を保っていれるのは40日とか50日とか言われます。
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起業アドバイザーの中山おさひろです。
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それまでは不満も言わず、健気に不幸を受け入れてきた人も、緊張状態に長く続きますと、耐えられなくなり怒りを爆発させます。特に日本人の場合は、短期間の頑張りには目を見張るものがある反面、緊張が長期になりますと人間性が変わると言われてます。
ひどく攻撃的になって、それまでの協調性が高い従順な日本人気質は、どこにいったのかと思われるほどです。そのような状態に陥らないために、意識的に緊張状態を長く続けることは止めにすることです。人から、良い人と思われないことなどは大切です。
この緊張状態は、起業のときにも顔を出しますから覚悟しておいてください。わたしがこれまで見てきた起業では、会社を辞めて起業に専念して1月を過ぎるころから、体調不良を口にする人がけっこういます。
勤めていたころは、起業準備が思うように進まず悔しい思いをしてきた人が、やっと自分の起業に専念できると120%の力で走りだします。それこそ夜も仮眠しかしないで、当然昼寝もしないで頑張るタイプの人です。
自社のホームページづくりをしたり、お客さん向け商品案内、自社製品づくりのように、根を詰める仕事が長く続きますと、何かの拍子に失敗が続いたときなどいきなり切れると言います。とても大人しかった人が、豹変してしまいます。
このようなことは、特別な人に起こるわけではなく、誰もが長く緊張状態を続けていると起こります。対策は、陥らないように事前に考えておくしかありません。わたしは、2年ほど前に、誰もがこのような状態になることを知りました。
せっかく、準備期間と初期投資を費やして始めた起業を、途中で投げ出すのは馬鹿げたことです。当人も、後から振り返ると、何故あのようなことをしたのか、信じられないと言います。起業のように長い時間緊張を強いる状態が続きますと、自分では想像もしなかったことが起こります。
できるだけ過度に緊張しないよう、日ごろから自分の心の安定を図る方法を見つけておくことです。起業時の貴重な時間に、一日1時間も散歩をする人。週に2度は、2キロも泳ぐ人など少なくありません。彼らなりに、心の安定法を実践しているようです。
【余談】
東京知事選挙がはじまっていますが、選挙カーの声を聞いたのは1度だけです。恐ろしいほど静かな選挙です。このようなときは、やはり現職が有利になります。ビジネスにおいても、経済に活気のないときは既存企業が有利です。都民のわたしとしては、この国の危機管理をするため、西日本でのオリンピック開催など、東京の一極集中を避ける政策を打ち出せる知事が出ないと、この国はますます疲弊してしまいます。