今現在、東京電力には大変な逆風が吹き荒れています。政治家の中には、被爆から避難する人の多いことで、会社の国営化を言い出す人さえいます。福島原発周辺の住民や農地、農作物などへの保証など、一兆円を超える金額が予想されています。
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起業アドバイザーの中山おさひろです。
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このような東電の株式など、今は誰も買う人はいません。大震災前の3月10日には2153円だった株価が、30日には466円まで暴落しています。ほぼ、4分の1以下まで下がっていますが、それでも買い手はつかない状態です。
世界の有力な投資家たちは、東電の今後に注視しています。現在は、原発の危険性ばかりが取り上げられていますが、現実問題として福島第一の危機的状況が治まったとき、わが国のエネルギーは原発抜きに語ることはできません。
現在、全エネルギーの3分の1を原発に依存しています。米国は産油国であり、全エネルギーの5分の1しか原発に依存していません。それでも、オバマ大統領は引き続き原発に依存することを30日に表明しました。
福島第一は、地震と津波によって大変な打撃を受けましたが、より震源地に近い東北電力の女川原発はほぼ無傷です。近くにある福島第二も、危険な状態には陥っていません。冷静に考えますと、耐用年数を超えていた福島第一の処理いかんによっては、東電に投資することがあながち無謀とも言えません。
起業は、自分が自分に投資をする行為です。株式投資同様にリスクを伴います。ただ、起業の場合は、投資した資金を回収することが可能かどうか、冷静に精査することができますし、起業の仕組みをお客さんの反応をみて変更することもできます。
多くの人が危険と感じる投資ほどリスクが大きく、その代わりに利益も大きくなります。誰もが、大丈夫と思っている投資の場合、投資する人も多く、利益が少なくなります。この仕組みをよく考えた上で、起業による投資をするかどうか、判断することです。
起業も株式投資も、誰も考えないことを行なう人に大きな利益が与えられます。人が考え付かないことを考え、行動に移すことは大事なことです。ただ、起業は同じ投資でも株式投資と違い、技術やノウハウを駆使して成功に導く余地がいっぱいあります。
【余談】
現在、世界から寄せられた大震災への義捐金は、700億円にも達しています。こんなにお金が集まっているのに、被災者の中には着の身着のままで逃げたため、1円も持たない人が相当数いるそうです。多分、義捐金はこのような人のためにあるのでしょうが、今後何度もの赤十字の会議を経ないことには、1円も渡らない官僚社会が今の日本の現実です。