これまで起業準備を進めてきた人にとって、大震災は大きな壁になりそうです。3月初旬まで、わが国経済は思いのほか順調に上昇を続けていました。08年9月に発生したリーマンショック以前に、ほぼ肩を並べるまでに回復してました。
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起業アドバイザーの中山おさひろです。
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それが、3.11を経て急速に悪化の道を歩んでいます。大震災による復興事業を除きますと、全国的に経済活動は下降線です。首都圏の計画停電や東北・北関東の生産中止など、製造も流通も回復時期が見通せない状態です。
日本経済が元に戻るまで2、3年と言う声があります。下手をすると、元の状態には戻らないと言った声さえ聞こえます。こんな状態の中で起業しても、果たして軌道に乗せることができるのか、起業家にとっては最大の関心事です。
確かに、一日一日大不況に向けて突き進んでいる現状では、一般的に起業を考えることは、失敗に向け突き進んでいることになります。ただ、単純に不況時は起業に不向きで、好況時は起業向きと言えるでしょうか。
消費する側の論理と違って、起業側には別の力が働いています。まず、最も単純に考えますと、起業する側にとって需要が弱い時は、売上げが減って厳しい環境です。これは、起業側ばかりではなく、既存の会社にとってもお客さんが少ないため苦しいときです。
よく話題になるのは、売上げが減って厳しい状態の時、対法人営業の場合の会社は、生き残るため経費削減を行います。昔と違って、以前から付き合いのある取引先よりも、1円でも安い商品やサービスを納入する会社との取引を優先させます。
このような場合、起業する側は決して不利とばかりは言えません。市場の環境をよく知った人なら、売上げを増やすことも不可能ではありません。これは、対法人ばかりでなく、個人顧客においても、商品やサービスによっては対抗することが可能です。
イノベーション(革新)の商品やシステムを扱うことにより、従来とは違う仕組みの商品やサービスで、省エネや生産性の高さを売りに、古いモノと入れ替わりができます。現在は、起業で会社が新しいから売れないとは限りません。
そんなこともあって、不況の時は起業に向かないと一概には言えません。誰もが起業を目指す時こそ、過当競争で起業にとっては厳しくなります。自分が楽に起業できると思うときは、ライバル会社にとっても楽なときです。
こう考えますと、好況、不況は起業とは少し違っているように思われます。起業にとって大事なことは、いつ起業するよりも、何で起業するか、起業の中身が問われます景気に左右されない、強い起業を目指すことです。
【余談】
ちょっと小耳に挟んだ話です。4人目の子どもを出産間近の奥さんが、新聞を読みながらだんなに言いました。「子どもの4人に一人は、中国人なんだって」 「そうなんだ」 「じゃ、お腹の赤ちゃんは中国人なの?」
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