大震災の発生から35日が過ぎて、被災者の人も日本国民もそろそろ緊張の糸が緩んでくる時期です。世界から集まった、義援金の配分方法が検討され、原発事故による避難を強いられている人たちには、補償金の仮払いが話題になっています。
今日も読んで戴きましてありがとうございます。元気にお過ごしですか。
起業アドバイザーの中山おさひろです。
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人間はこの時期になりますと、例え身内に命を落とした犠牲者がいても、自分のこれからの身の振り方を真剣に考える必要があります。いつまでも悲しんでばかりもいられません。また日本人の悪い癖で、不幸な人への同情が深い反面、立ち直ると今度は足を引っ張るようなことをします。
これは、被災者ばかりでなく、起業家にも同じことが言えますが、そんなに単純に緊張感を維持し続けることはできません。不幸なことに出会っても、起業して失敗したら大変なことになるのが判っていても、緊張が長引きますと普段どおりのだらけた自分が顔を覗かせます。
これから起業する人から見ますと、日々の売上げが収入に直結するビジネスをしている人が、緊張感の維持で悩んでいると言いますと、嘘のように聞こえるかも知れません。多分人間の特性として、同じ事柄を長時間持続させることは難しいのだと思います。モノゴトを覚える記憶の大半は、精々一日程度と言われますから、緊張もそんなに長く続きません。
そのため、年度替りや新年、誕生日、創業記念日などで、気持ちも新たに緊張するように努めます。また、自分なりに緊張するための仕掛けを作ることもします。マンネリになると、創業当時の日記を読み返す人がいます。起業のキッカケとなった書籍を読む人もいます。経営者向けのセミナーに参加する人もいます。
これから起業する人も、気持ちをリフレッシュさせるための仕掛けを考えることです。あまり、同じ仕掛けを使っていますと慣れて緊張しなくなります。この辺の新鮮さを保つことは、難しいところです。多分、今会社勤めをしている人も同じ経験があると思います。新入社員のころは緊張して仕事に取り組んでいたのに、古株になると途端に仕事に慣れがでます。
マンネリ化した慣れた仕事では、新しい発想は沸いてきません。そのままでは、折角起業した会社も危ないと感じながら、なすすべもなく廃業してしまう人は少なくありません。起業前からこの状態をイメージしておいて、事前に対策を考えておくことです。起業を甘く考えていると、間違いなく痛い目にあいます。
【余談】
起業する人間にとって、必要な能力はと聞かれましら、まず第一に「自分をコントロールする能力」と答えます。コンサルタントをしていて一番悔しいのは、クライアントの方に適切なアドバイスや重要なポイントを指摘したのに、こちらの意見をしっかり受け止めてもらえないときです。しかも、指摘した通りに問題が発生して、その対応に苦労するときは、コンサルタントの仕事を恨みます。適切なアドバイスと重要なポイントを指摘する
起業相談です。