今年の7月24日には、アナログ放送が終了してデジタル放送に切り替わります。家電製品も通信も、ほとんどデジタルに変わっていますから、テレビ放送は最後に近い切り替えになりそうです。これで世の中全てがデジタルかと言いますと、まだアナログは残っています。
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起業アドバイザーの中山おさひろです。
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今、アナログ製品のほとんどは、故障すると捨てられるかと言いますと、そんなことはなくアナログファンのための修理は今も行なわれています。山口でオーディオ製品や放送機器の修理、販売をしてますHさんは、そんなアナログ修理を行なう会社を経営しています。
1995年に起業したときは、当時急速に広がりだしたパソコン修理を手掛けていました。そのころから、アナログ製品のワープロを修理で持ち込む人がいたようです。最初は、パソコン専門と言うことで断っていたようですが、それでもワープロを持ち込む人はいて、遂にワープロ修理も手掛けるようになりました。
30代半ばより若い人は知らないと思いますが、パソコンが普及する前の時代に、文章を書いたのは専用のワープロでした。このワープロに通信機能がついていて、外出先で送信などもすることのできる当時の画期的な製品でした。
現在は、使用する人は相当減ってはいますが、それでも有名な作家や評論家にワープロファンが少なくないといわれます。製品製造は当の昔に終えていて、部品も現在は作っていません。そのためHさんは、修理困難な機器の部品作りから始め、一手にリサイクルを手掛けています。
今では、全国から寄せられる電話で機器の状態を聞くだけで、修理が可能かどうかが判ると言います。しかも修理代金は、下手をするとパソコンが買える金額なることもあります。それでも、使用しているワープロ修理の依頼は絶えません。
多分、これから起業する人でワープロ修理を仕事にする人はいないと思います。H さんも、決して好きこんでアナログ機器の修理で起業しようとは思っていません。H さんにワープロ修理に向け背中を押したのは、お客さんたちです。
起業においては、自分は違うことをしたかったが、お客さんニーズに合わせた結果が別の起業になることはあります。また、このニーズに気付かずに廃業してしまう人もいます。起業は、お客さんニーズがあると事業は継続されますが、なくなるとそれで終わりです。
このお客さんの声を聞くことができるかどうか、耳を澄ませていなければなりませんし、絶えずお客さんと接点をもっていなくてはなりません。これは簡単なようですが、実は意外と難しいことです。何故なら、多くの起業はこの声が聞こえなくて店を閉じていますから。
【余談】
誰もが、自分が好きとか、お金になりそうだから起業するのであって、お客さんの声を聞くために起業する人などいません。ただ、起業に踏み出したなら否応なしに、お客さんの微かな声や素振りを理解して、少しでも求めに応じようとします。この切り替わりが、起業から事業に切り替わる時と思われます。起業でお客さんニーズを
知りたい人の起業相談です。