上場企業の3月決算は間もなく発表されます。最近の企業業績は、年を追うごとに企業経営者の能力が反映されるようになっています。特に、中堅企業の場合は、経営に真剣に取り組んでいる経営者とそうでない経営者では、結果に大きな差が出るようになりました。
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起業アドバイザーの中山おさひろです。
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小さな会社ほど経営者間の真剣さと、能力の違いは顕著です。一人の経営者の指導力や経営力が、企業を最高の収益をもたらす集団にすることもあります。反対に、倒産の瀬戸際まで企業を追い詰めることにもめずらしくありません。経営能力とは、そこまで大きな違いをもたらします。
起業を目指す人にとって、今は目先の事業を上手く軌道に乗せることができるか、どうかで頭がいっぱいで、経営能力と云っても他人事のようにしか思えないかも知れません。ただ、実際に起業しますと、その後には直ぐ経営能力を問われることになります。
事業を立ち上げますと、もうプロも素人ありません。ビジネスでは、ヨーイドンで一目散に走るだけです。そこで、実際にはまだ起業していない人が、経営能力を高めるためには、何をどのようにすると良いか説明します。まず、ドラッカーでも野中郁次郎でもけっこうです。
経営学の本を読んで、企業経営には何が必要か知ることが大切です。その上で、あなたの身近にいる経営者の顔を数人思い浮かべてください。そのなかから、経営状態のよい優秀が経営者を選びます。もし、優秀な経営者が思い浮かばない場合は、日本経済新聞で連載している「私の履歴書」から、好きな経営者の本を読むことでもけっこうです。
次に、いつも厳しい経営をしている会社の経営者を思い浮かべてください。そこで、この2社の会社をモデルに経営分析してみることです。財務諸表を通じて、自己資本比率や売上高伸び率を計算する必要はありません。会社の雰囲気から、どこに不振の原因があるか考えてみるだけでけっこうです。
大切なことは、このようなことを繰り返し行うことで、感覚で企業経営を知るキッカケが掴めます。その上で、テキストとして読んだ経営の本と併せて、企業経営を感じとってください。スキルアップをしておくことは、あなたが起業して経営判断をする際にはとても役立ちます。
【余談】
最近気付いたことですが、警視庁は毎日発表している東日本大震災の死者と行方不明者の人数の件です。4月12日あたりは2万7700人以上いましたが、今は2万6400人まで減少しています。先日、不明と思っていた子どもが元気だったニュースが流れましたが、減少しているということは、不明者が見つかっているかと思います。これは、大きな不幸の中の隠れた嬉しいニュースです。