平成23年度にコンビニのセブン-イレブンは、1200店の店舗を出店する計画です。セブンも含めコンビニ大手5社は、過去最高の2800店もの出店を予定しています。既に、飽和状態に入っているとされるコンビニ業界がこの強気の出店です。他の業界も軒並み強気の計画を立てています。
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起業アドバイザーの中山おさひろです。
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今、小売業界が強気の出店計画を立てる背景には、以前のような大型店には見向きもしないで、費用のかからない小型店にばかり注力してるからです。マルエツは面積が140㎡の超小型スーパーばかりを都心部に出店します。イオンでも150~250㎡の小型食品スーパーです。
家電量販店と言いますと大型売り場と相場が決っていましたが、ヤマダ電機は600~1500㎡の小型店舗を地方都市に展開させる計画です。小商圏の店舗ばかりを建てることで、地元の顧客を独占し、そこで利益を確保しようとする戦略です。
これから出店による起業を考える人にとって、この流れを読み違えないことは大事です。今年2月20日亡くなった100円ショップ キャンドゥの社長は、都心に大型店を出店する計画で動いていました。完全に読み違いをしていたようです。
ビジネスのこの流れに逆らって大きな店舗を考えても、上手くいきません。そこでこのようなときは、自分で店舗の出店をあれこれ悩むより、大手が建てた店舗近くに出店するのも一つの作戦です。小型店といえども、大手には集客力がありますから。
扱う商品が重複してしまっては無理ですが、重ならない場合は大手のお客さんを呼び込むのも手です。このような店舗の場合、大手の出店担当の専門家が、あらゆる角度から検討した結果の出店です。小判鮫の要領で張り付いて、お客さんをいただくことです。
最近は、大手企業もあまり駅前に出店しません。ですから、あまり高くない賃料の店舗ばかりです。その上、開業ともなりますと勝手にお客さん集めをしてくれます。大手小売の小型店出店は、小企業が起業する場合にとっても出店チャンスです。
【余談】
最近はビジネスの流れが小型店舗ですから、日経MJを見ていてもほとんどの店舗が小型になっています。この流れは怖いほどです。起業する人の中には、へそ曲がりの人がいて、みんなが小型なら自分は大型でなんて人がいます。この場合は、津波同様に流れには勝てないようです。ビジネスでは、潮目をよく見ていないと痛い目にあいます。
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