リサイクルビジネスは、不況の時には強いと言われます。90年代後半からそう言われ、既に10年以上も経っています。現在もリサイクルは元気ですし、このまま好調が続きそうです。その背景にあるのが、20代世代のリサイクル品好きです。
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起業アドバイザーの中山おさひろです。
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車を購入しない、海外での仕事には興味がない。親元を離れたがないと言われる20代ですが、彼らは80年代後半のバブル以降に生まれています。年々不況が深刻になるなかで育っています。その前の世代と違って、景気のよい日本を全く知らない世代です。
多分そんな背景もあって、リサイクル品を使用することに抵抗感がありません。そのためリサイクルビジネスは、終わる終わると言われながら、実際は好調が長いこと続いています。ブックオフやハードオフ、ドンドンダウンオンウェンズデイ、大黒屋など、フランチャイズの店舗でもあります。
リサイクルビジネスは、フランチャイズと相性のよいのが特徴です。これから個人でリサイクル開業を考える場合、仕入れや値付け、修理など、ノウハウなしでは難しいのがこの世界です。フランチャイズでは、この技術を教えてもらえるのが魅力です。
また、今の若者の特徴にシェア好きがあります。今流行のビジネスですが、車や住まいなど数人で共有するのがシェアです。多分に、今の若者は不景気な時代を育ってきただけでなく、貰う給料も安いですからシェアも彼らなりの生活の知恵です。
車のシェアの場合、初期投資や許可の関係で個人では難しいところがあります。住まいのシェアの場合は、今ネットの世界ではマッチングビジネスが急速に増えています。ルームメイト探しを手伝うビジネスです。今後ますます市場が広がりますから、期待ができるビジネスです。
従来、日本人のモノの考え方は、東京オリンピックを境に大きく変わると言われてきました。昭和39年(1964)よりも前に生まれた世代と、後からの世代です。もの心がついたときから、テレビ、冷蔵庫、車のある世代とない世代です。
そして次が、昭和55年(1980)より後に生まれた世代が、現在の20代世代です。バブルをまったく経験していない、生まれついての右肩下がりの世代です。年々景気は悪くなって、成長期に大震災を経験した世代でもあります。その世代を対象にしたビジネスは、これまでのとは違うことを覚悟する必要があります。
決して消費をしない世代ではなく、消費の対象がそれまでの世代とは違っています。その上の世代と同じような方法で売ろうとしても、失敗することは確かです。ここで、若者向けにどのように売るのか、そこに気付いた人はビジネスチャンスです。
【余談】
いつの時代も、若い人は新たなニーズを作るものです。今は髪の毛の薄くなったおじさんたちも、その昔はわけもなく髪を伸ばしていました。その前の世代からは、そんなに髪を伸ばすのはおかしいと言われながらです。そんな時代と比べますと、今の若者は間違いなく大人しくなっています。それでも、若者なりに主張があるところが面白いです。