20代女性の起業が増えています。決して、「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」で経営に目覚めたからではありません。それ以前から、自分たちのノウハウを生かすことで企業経営ができることを知っていました。
今日も読んで戴きましてありがとうございます。元気にお過ごしですか。
起業アドバイザーの中山おさひろです。
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今年27歳のFさんの会社は、若いシンガーやエンターテイナーのプロダクションと、彼らの活動場所のDJ・バー、ライブ・バーとを東京・秋葉原で展開しています。4年前にライブ・バー開業以来、Fさん自身も芸能活動をしながら、仲間の支援活動に力を入れています。
この若い起業家が、経営の厳しい飲食業で、激戦区の秋葉原で生き残っているコツは、お客さんと共同で店作りをしていることです。開業当初は、メニューからお客さんの好みを聞きながら、それに答えるカタチで品揃えを増やしていきました。
また、ライブ・バーと言うこともあって、常にイベントを仕掛けることでお客さんに飽きられない仕組みづくりをしています。この柔軟性は、若い人特有の感性を十二分に生かしています。アイデアが次々と出ることが特長です。
お客さんの希望と、店側のイベントの仕掛けがかみ合っているとき、飲食店には自然とお客さんが集まってきます。多分にこれまでは、このよい流れが続いているようです。また、若い経営者の強みは、お客さんニーズをよく分かろうとすることです。
中年以上の企業経営者が、お客さんニーズを読めずオロオロしているのに対し、若い経営者はこの柔軟性が強みです。また、秋葉原の空気もよく知っています。反面、お客さんは仲間意識が強いことで集まっていますから、それ以外の人には入りづらい空間でもあります。
濃い人間関係は、一度悪化しますと、修復するのが難しいこともあります。現在は成功しているFさんにとって、弱みもあることは確かです。ただ、若いとはいえ人に使われているより、自分で起業したほうが楽しいことは確かです。
【余談】
途上国製品のバッグなど生活雑貨の輸入販売マザーハウスを創業した山口絵理子さん、若い女性のマーケティング会社から農業ギャル(ノギャル)として知られる藤田志穂さんなど、20代女性経営者は元気です。彼女たちは、次々と仕組みを変える変わり身が強みです。男性が変わられずに同じ仕組みにしがみ付いているのに、まるで蝶のように場所を変えています。